農園の特別なお姫様 (ページ7)

今日:19 hit、昨日:22 hit、合計:405,349 hit

6話ページ7

ノーマンと手を繋ぎながら帰ると

エ「アリアドネ〜！！」

手をブンブン振りながら近づいてくる

エマが居た

エ「またノーマンに
捕まっちゃったよ〜(´Д⊂ヽ」

泣くフリをしながらブツブツ私に愚痴る

エマの頭を撫でた

『でも結構持ち堪えたんでしょ？』

エ「それは…(～_～;)」

レ「ラスト10分持ち堪えたたぞ
新記録じゃないか」

『凄いじゃん！』

エ「でも！アリアドネが1番最後
だった٩(๑`^´๑)۶」

『私は逃げてたんじゃなくて
木の上で隠れていただけだから
鬼ごっことは…言わないかな(^o^;』

レ「だとしても…お前が本気を
出したらノーマンは敵わねーよ」

『そんな事ないと思うけどな』

私が隠れた場所はかなり入り組んだ木

だったから普通の子じゃ分からない

場所なんだよねぇ…

それをノーマンは見つけてしまった

から本当に大したものだよ…(ーー;)

エ「悔しいー！！なんであんなに
ノーマンって強いの？！私、かけっこ
で負けた事無いのに！！」

レ「…問題、現状ノーマンにあって
エマに無い物なーんだ？」

エ「えっ…え〜と…計画性？」

『落ち着きとかww』

エ「なっ！？酷い(･ัω･ั)」

『ごめんって(^.^;』

エ「何かいっぱいあり過ぎて
分かんないよー(*_*)」

『答えは…戦略じゃないかな？』

レ「正解だ」

エ「戦略？何それ？」

レ「確かに単純な身体能力なら
エマの方が上だろう
でもノーマンは頭が強い、ハンパない
そしてこれは鬼ごっこ
まさに戦略を競う遊びなんだよ
標的がどう動くのか、鬼がどう
攻めてくるのか…状況を観察・分析し
常に敵の策を読んで利用する思考が
必要になってくる」

『まるで…体を駒にして使うチェスみたいね』

エ「鬼ごっこが…？」

レ「少なくともコイツがやってるのは
アリアドネが言っている事だ」

ノ「そこが鬼ごっこの面白い所でしょ？」

レ「な？だから強いんだよ」

エ「で当然レイとアリアドネにも
策略ってのがあるんだね…」

ノ「あるどころか、レイとアリアドネは
僕なんかよりずっと策士だよ」

レ「おい、買いかぶんなよ」

『私もそんな事無いよ
ただ人をよく見て考えているだけ』

エ「敵の策を読む…か」

まただ…

エマは知らない事や新しい事を

知る度に普通では考えられない程の

スピードで吸収していく

記憶力ではこのハウスでは一番
　

やっぱり彼女は色んな意味で

期待される人材だね♪