【カオス】ラブシュトーリーは突然に。 (ページ31)

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『野球しようぜ』ページ31

　

　
どうも、えーっす。
最近の俺の周りが騒がしい。いや今までも騒がしかったけどそれ以上に、だ。
きっと原因は、この子…だと思う。

「おいA～！ゲームしようぜ〜！俺が勝ったらハグ！Aが勝ったら抱擁！」

『いやそれ私にメリットなさすぎぃ！しかもなんでちょっと中島くんみたいな口調なんですか！磯野ですかカツオですか私は！』

「バッカモーン！たるんどる！」

『うわ！ほら変なこと言ってたらあろまさんが乗っかってきた！収拾つかな！』

久々にAちゃんの家にお邪魔させてもらってさっきからきっくんたちはこの調子でずっときゃーきゃー騒いでいる。
…………ほんとにみてて飽きないなぁ。

「ボケもいけるしツッコミのキレも良しとはお主なかなかやるのぉ褒美にギューしてやる」

『ちょ、褒美とは聞き捨てならないですよ師匠！そろそろ捕まりますよ！』

「きっくん、Aちゃんが嫌がってるからやめなさい！もーごめんねほんと！」

「ああ？なんだよ今までモンストやってた癖に急に入ってくんなよ～」

俺の隣でスマホをいじっていたFBはいつのまにか移動していたみたいでAちゃんをきっくんから離していた。
その様子をみていたあろまが1人でニヤニヤしているのが視界に入ったがこれは関わらない方が良さそうだ。長年の感。

「きっくんさっきからAちゃんにベタベタ触りすぎ！そう易々と女の子触らないの！」

「はっ別にいいだろFBには関係ありません～」

「でも確かにきっくんは前科があるからなぁ」

「げっ…」

あろまがそういうときっくんは明らかにまずいという顔していた。

「…前科？なにそれ？」

『あっそろそろ夜ご飯の時間だ～！今日はなに食べようかな〜へへへ…』

FBが珍しく険悪ムードをだしているのでおそらくAちゃんが気を使ったのだと思ったから俺もそれに乗っかってあげた。

「んー鍋たべたいかも」

『あっいいですね鍋〜！…ってまさかうちで食べていくおつもり…ですか？』

「当たり前だのクラッカー」

『あろまさん古っ！』

険悪なムードから解放されたけど、なんでFBはあんなに怒ったんだろう？
ましてやきっくんに対してなんて珍しいなぁ。

ま、俺には関係ないか。

　