stage*2-2 ページ6
「で、あろま告白すんの？」
「まぁするつもりではいる」
「ふーんーどうせ女子にモテるあろまは告白してもＯＫだろ…しね！」
「モテてごめんな？」
「その顔はらたつ！！！！」
「どうだろうね。Aはあろまのこと友達としては好きみたいだし。」
「友達としては、ねぇ」
ガチャガチャ
そうしてると１階からドアが開く音がした。きっとAちゃんだ。
『ただいまー！』
「あ、A帰ってきた。」
「おっどうする？告る？告るべ？」
「はぁ？なんで今なんだよ」
「弁は急げっていうじゃん？」
「善な。」
「とりあえずこういうのは早めにいかないと！とられちゃうぞ！」
「早すぎんだろが」
コンコン! ガチャ
『あーやっぱふぶちゃん達きてたー！靴が散らかってたもん！』
「おかえりA」
「ごめんーおかえりAちゃん」
そういえば靴ちゃんと揃えてなかったなー。Aちゃんのことだから揃えてくれたんだろうな悪いなと思い俺は謝った。
『ただいま！まーた３人でゲームしてるの？』
「それしかすることないから。」
「ほんと悲しくなってくる」
『勉強とか大丈夫？私が教えよっか？』
「A優しい…」
「おーいシスコン兄貴、けなされてるぞ。よく考えてみ。いまの言葉けなされてるぞ。」
「女神だ」
「だめだこりゃ。ってあろまさっきからどうした？息してる？」
さっきからあろまが大人しいので生存確認をしてみる。すると返事が帰ってきた。
「ゲームに忙しい」
「画面真っ暗だけど？」
のぞくと確かに真っ暗である。
「ほっとけカス」
こいつAちゃんがきて照れてるのか。いつもは平気なのにさっきその話をしたばっかだから意識してんのか。
「あっ！そうだ！えおえお！」
「なに？」
俺は良いことを思いつきえおえおに耳打ちした。
「俺たちがキューピットになってやろうぜ！」
「はいはい茶々いれたいのね。」
「よし、じゃあいくぞ！」
ここは俺らが背中を押さねば！
ドタドタ！！ ガチャリ！
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作者名：柚木ましろ | 作成日時：2015年3月22日 16時
