Smoke and Mirrors 【Kazuma.K】

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ｳﾞｰｳﾞｰｳﾞｰｳﾞｰ＿＿＿


『……う…』


昨夜寝る前に仕掛けたアラームを止め､なんとか起き上がった。
おぼつかない足取りでリビングに向かい､カーテンを開け外を見る。夜はまだ完全には明けておらず､地球の輪郭にかすかに朝日の光が見えるだけだ。

……どうやら､早起きは成功したらしい。


『Good morning, me』


今日は大切な幼馴染の晴れ舞台であり､新たな門出の日なのだ。起きないほうがどうかしている。向こうはまだ夜中だろうか。
未だ冴えない頭であれこれ考えながら､私は準備を開始したのだった。



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