四十一話 ページ43
A視点
大包平が用意してくれた車椅子に座る。
うん、落ち着かない。俺普通に歩けるし余計に落ち着かない。
「では行くぞ」
『待て大包平』
「何だ?」
『やはり歩いて行こうと思うのだが』
「駄目だ!!何故歩こうとする!!??」
『煩いぞ………』
俺は耳を塞ぐ。
だって健康体(じゃないらしいけど)なのに車椅子に乗るってなんか恥ずかしいし、歩けるなら歩いた方が便利だし。
医者に云われてるけど、でもちょっとぐらいなら歩いても良いんじゃ…………とか思ってしまう。
そんな風な事を考えていると、平野が云う。
「ですが鶯丸様は怪我をしていますし、歩くのは心配です」
『いや、それは判っているが…………』
「何故鶯丸様は車椅子が嫌なのですか?」
『…………深い意味は無いが』
子供の押しに弱い俺。然もあっちは正論である。
その上心配もしてくれているし、俺の口調は段々と弱くなっていく。
そして、決定的だったのはこの言葉だ。
「鶯丸、どうしてもこれに乗りたくないと云うのならば俺に考えがある。
俺が抱え上げて運ぼう」
『やめてくれ大人しく車椅子に乗るから。』
ちょっと大包平はむすっとしていたが、俺は大の男、然もイケメンに抱え上げてそれを晒される事なんて死んでもされたくないのでちょっと強引に断った。
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前回の長い空白、色々してみれば見える物があります。具体的には青くして見るとか。
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リオン♛ - 四十話の仕組み凄いですね❗ (2022年7月28日 9時) (レス) @page43 id: b70e4d72d6 (このIDを非表示/違反報告)
梨の子(プロフ) - 今更ですけど青くして調べるって押したら出てきましたよ!! (2021年7月23日 10時) (レス) id: 52f349caa9 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者(サブ垢)(プロフ) - 彼岸花さん» あれ?なんででしょう……? (2018年10月24日 16時) (レス) id: 787e58ff6d (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - 四十話の文字を選択で青くしても見れませんでした… (2018年10月24日 3時) (レス) id: da7e05a086 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者(サブ垢)(プロフ) - 阿国さん» いえいえ、こちらこそこの作品をご愛読下さり有難う御座います! (2018年10月11日 19時) (レス) id: 787e58ff6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆腐教信者 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年9月15日 19時