三十話 ページ32
A視点
『と、言う訳で。早速轟君にプレゼントを見繕ってみました〜！』
誰も居ない自分の部屋の中で、物凄いローテンションで呟く。ついでにパチパチパチ、と自分の口で言う。
…………すっごい虚しくなってきた。やめよう。
其れは兎も角、私が轟君に貰った首輪みたいなチョーカーのお返しを買って来たのだ。
いやぁ、あれは今思い出しても申し訳ない事件だった。
てっきりヤバイ彼氏との修羅場みたいなノリかと思って色々言ってしまった…………
轟君ってばピュアッピュアの天然だったのに、私が深読みして…………恥ずかしい。
いや、うん。あれは多少轟君の物言いにも非があった様な気はするけど。
まぁ天然だからしょうがないよね！轟君は今日も私の癒しである。
………と、其れは置いといて。
『お返しって言ってもなぁ、何あげればいいか分からないからなぁ………
………でも、流石に手作りのクッキーとかは駄目だったかな？ていうか駄目ですよねー！』
親が料理を作ってくれなくなったのでちょっと前から専ら自炊中である私は、最近お菓子も作り始めた。
だからプレゼントで「そうだお菓子作ろう！」となって勢いでクッキー作ったものの、これでこのチョーカーと釣り合い取れないよね！知ってた！！
でもまぁ、取り敢えず渡そう！うん！取り敢えず渡してから他のプレゼントを考えよう！今回のはほんの気持ちってだけで！
そう考えて、クッキーを学校用の鞄に放り込んでレッツ登校。
そうして機を窺って、轟君と話せる休み時間の事である。
『これ、取り敢えずお返しに気持ちだけってことで。』
そう言って轟君にラッピングしたクッキーを渡す。
轟君は左右で色の違う目を真ん丸にして驚いて、そして一寸嬉しそう様子で受け取る。
「………家宝にする」
『あははは、轟君も冗談って言うんだね？
ていうか、それはほんの気持ちだから。ちゃんと後日また何かするよ』
「じゃあ、弁当作ってくれ。」
今度は私が驚く番だった。ぱちぱちと何回か瞬きをする。
『………え？良いけど、それだけで良いの？そんなのだったら毎日でもするよ？』
「其れが良い。Aの飯は美味いしまた食いてぇ」
『嬉しいけど………本当に其れで良いの？じゃあ今度から時々弁当作って来るよ』
「頼む」
開封してクッキーを一枚食べている轟君。
私のご飯は美味しいって言ってくれたし手作りクッキーで喜ぶ様は控えめに言って天使である。
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イチカ - ポイズンネタに思わず爆笑してしまいましたw (2023年1月29日 13時) (
レス) @page47 id: 4c1e53102c (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者と豆板醤の絡め合え(プロフ) - （゛゛）さん» そう言って頂けて嬉しいです！ですが、ちょっとあの作者リアルが忙しいので其処ら辺は無理っぽいです…すみません… (2019年5月2日 23時) (レス) id: 342d18db20 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者と豆板醤の絡め合え(プロフ) - No.0さん» いえ誤字です本当に申し訳ありません…直しておきます… (2019年5月2日 23時) (レス) id: 342d18db20 (このIDを非表示/違反報告)
（゛゛） - 轟様最強だ！ヤバい！検定とか、作れたら作ってください (2019年5月2日 20時) (レス) id: 50935d5c09 (このIDを非表示/違反報告)
（゛゛） - 泣きそうなくらい、はまりました。お願いします。性格がどうとか、どうでもいいので、高校卒業してからのやつとか作ってください。誤字脱字は、ある程度はいいです。上から目線すいません。 (2019年5月2日 20時) (レス) id: 50935d5c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆腐教信者
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作成日時：2018年11月4日 23時
