二十四話 ページ26
A視点
………そう言えば、雄英からの推薦の話ってもう来てたんだろうか。
そんな事がふと気になって、私は轟君にそれとなく尋ねてみた。
『ねぇ轟君』
「どうした」
『進路ってもう決めた？』
「…………一応、雄英から推薦は来てる」
『へー推薦！しかも雄英から？凄いじゃんか！』
もうこの時期から来てたのか、と少し驚いていると、今度は私が質問された。
「Aはどうするんだ」
『私？そうだねぇ…………そこそこ偏差値が高くて、出来れば寮付きで県立or国立の高校が良いなぁ』
割と我儘な条件だが、寮付き志望なのはあの親から逃げる為の口実である。
いや別にあの親が嫌いとか言う訳じゃ無いんだけど。
ただ、家に居るのが気まずくてしょうがないと言いますか………
そんな誰に云う訳でも無い言い訳を心の中でしていると、轟君に爆弾発言を落とされた。
「そうか。なら俺もその高校に行く」
『…………うん？？ごめん轟君、もう一回言って？』
「そうか。なら俺もその高校に行く」
『何で！？折角雄英からの推薦来てるんでしょ！？』
「Aと離れるのは嫌だ」
『いやそんな問題じゃないよ！？将来に関わる大事な事だし！！』
「ならAが雄英に来てくれ」
『我儘か！！』
私がぜぇはぁ言いつつ突っ込んでいると、轟君は不思議そうに言う。
「Aはヒーロー科志望じゃねぇのか？」
え？何で今その質問………と言いかけて、私ははっと思った。
あっ私がヒーロー科に行くと思ってたから折角なら一緒にヒーロー科行って切磋琢磨しようって言ってたの？ああ轟君ってば本当に言葉足りないなぁもう！
と、Aは轟君に天然フィルターをかけて見ているため都合のいいように解釈をしたが、実際は轟君がAと一緒に高校に行きたかっただけであることをお忘れなく。
Aは納得がいったように頷きながら、轟君に言う。
『いや、私はヒーローにあんまり興味ないし………普通科か、行ったとしてもサポート科かなぁ』
「………Aもヒーロー科に来て欲しい」
『そんな事言ったって………』
私がそう言うと、轟君は可愛らしく小首を傾げ、私を下方から若干潤んだ目で見て来る。
こ、これは………！
「A、一緒にヒーロー科に来てくれないか？」
『………滑り止めも受けるからね！！』
轟君のお願いに弱い私は、今日もやっぱり轟君のお願いに負けてしまうのだった。
甘いなぁ、私………
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イチカ - ポイズンネタに思わず爆笑してしまいましたw (2023年1月29日 13時) (
レス) @page47 id: 4c1e53102c (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者と豆板醤の絡め合え(プロフ) - （゛゛）さん» そう言って頂けて嬉しいです！ですが、ちょっとあの作者リアルが忙しいので其処ら辺は無理っぽいです…すみません… (2019年5月2日 23時) (レス) id: 342d18db20 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者と豆板醤の絡め合え(プロフ) - No.0さん» いえ誤字です本当に申し訳ありません…直しておきます… (2019年5月2日 23時) (レス) id: 342d18db20 (このIDを非表示/違反報告)
（゛゛） - 轟様最強だ！ヤバい！検定とか、作れたら作ってください (2019年5月2日 20時) (レス) id: 50935d5c09 (このIDを非表示/違反報告)
（゛゛） - 泣きそうなくらい、はまりました。お願いします。性格がどうとか、どうでもいいので、高校卒業してからのやつとか作ってください。誤字脱字は、ある程度はいいです。上から目線すいません。 (2019年5月2日 20時) (レス) id: 50935d5c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆腐教信者
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作成日時：2018年11月4日 23時
