十六話 ページ18
A視点
昼休み、私は何時も通り轟君の席に向かう。
それから、今日は大切な話があるので、私はキリッとしながら轟君の正面に座る。
『いい？轟君。私は今からとても真面目な話をするよ？』
「ああ、わかった」
頷く轟君に私も頷き返して、意を決して言う。
『轟君、私達もそろそろ中学生になるし、もう少し距離を』
「駄目だ」
『うん、最後まで言わせて？』
「…………何でそんな事を言うんだ」
『私は最近甘やかされてばっかりだし、そろそろ一人立ちしたいなぁって。
あと、轟君を嫌ってる訳じゃ無いんだよ？嫌ってる訳じゃ無いんだけど…………
…………轟君と一緒に居ると、友達出来ないんだよね』
ちらちら轟君を見ながら言うと、轟君は分かり易く眉を寄せて不機嫌になる。
いやまぁこんな事言われたらそりゃそうなるよね。だって私凄く失礼な事言ってる自覚あるし。
そんなな事を考えた私に、轟君が思い付いた様に息を漏らし、それから捨てられた子犬みたいな顔をして言う。
「………俺だけは駄目なのか？」
『うっ………その顔に私が弱いの知ってて！その顔をしても今回は駄目だから！
いや、轟君だけって言うのが悪い訳じゃないんだけど、私はもっと友達が欲しいの！』
「誰だ」
『え？何が？』
「誰と仲良くなりたいんだ。誰がそんな事をAに吹き込んだ。
誰だ。俺がちょっと話してくる」
『待って轟君色んな意味で待って！！』
心なしか目のハイライトを消して云う轟君。
待ってお願い待ってこれは一体どういう事だ轟君にヤンデレ属性付いてるとか聞いてないんですけど！？
ていうかこれはヤンデレなのか？ヤンデレって私に恋愛感情ないと成り立たないからヤンデレじゃ無いのか？？アレ今私は一体如何云う状況に居るんだ！？
『轟君こそどうしたの！？大丈夫！？キャラが大分違うよ！？』
「A、落ち着け。飴食べるか？」
『学校に持って来ちゃ駄目だよでもありがとう食べる！！
あと、こうなってるの轟君の所為だよ？判ってる？』
「………？」
『そんなに可愛く小首傾げたって、今回は追及辞めないからね！』
ぷんすこ憤慨しながら言えば、轟君は整った御顔を最大限に使って誤魔化そうとして来る。
私に対して色んな事を有耶無耶にする方法を知ってる轟君だ。
今回も前から使ってきた可愛らしく小首を傾げる方法で誤魔化そうとしてきたが、今回ばかりは私もしつこい。
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イチカ - ポイズンネタに思わず爆笑してしまいましたw (2023年1月29日 13時) (
レス) @page47 id: 4c1e53102c (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者と豆板醤の絡め合え(プロフ) - （゛゛）さん» そう言って頂けて嬉しいです！ですが、ちょっとあの作者リアルが忙しいので其処ら辺は無理っぽいです…すみません… (2019年5月2日 23時) (レス) id: 342d18db20 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者と豆板醤の絡め合え(プロフ) - No.0さん» いえ誤字です本当に申し訳ありません…直しておきます… (2019年5月2日 23時) (レス) id: 342d18db20 (このIDを非表示/違反報告)
（゛゛） - 轟様最強だ！ヤバい！検定とか、作れたら作ってください (2019年5月2日 20時) (レス) id: 50935d5c09 (このIDを非表示/違反報告)
（゛゛） - 泣きそうなくらい、はまりました。お願いします。性格がどうとか、どうでもいいので、高校卒業してからのやつとか作ってください。誤字脱字は、ある程度はいいです。上から目線すいません。 (2019年5月2日 20時) (レス) id: 50935d5c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆腐教信者
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作成日時：2018年11月4日 23時
