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エース)
寮長、スンマセン……
デュース)
スンマセン……
リドル)
彼女を我が寮に迎えられれば、ボクの負担も軽くなるに違いないんだ。何とかして情報を集めたい………
トレイ)
リドル……少なくとも、後で学園長が話してくれると思うけど?
リドル)
あぁ…そうだね。ボクとしたことが、そんな簡単な事を忘れるだなんて。
その日の夕方、各寮長は学園長からの召集で円卓に座って居ました。今回は珍しくマレウスも最初から座っていました。
学園長)
貴方方を呼んだのは、既に見掛けた方も居るでしょう彼女の事について、私から話があります。
ヴィル)
前置きは、どうでもいいの!さっさと話しなさいよ!
学園長)
では、先ずは私の話を最後まで聞いてください。あれは月夜の晩でした………私は、夜の見回りをしていると中庭のベンチの上に物影を見たので近寄ってみました。私、優しいので。
近寄ると……これは美しい女性……いや少女が横たわっていました。
さしずめ『眠れる森の美女』かの様に。
マレウス)
!!………………
学園長)
私は、ソッと声を掛けました。すると彼女は目を覚まし私を見て「学園長先生」と。ですが良く話を聞いてみれば、名前位しか分からないのに、何故私を知っていたのか不思議なのですよ。
レオナ)
あの獣人の名前は?
学園長)
ミヤビさんと仰います。
リドル)
彼女は見たところ……ボク達と変わらない年端の様に見受けるが……
学園長)
名前以外には何も思い出せない様なのです。
マレウス)
あの人の子は、眠れる姫なのか………
アズール)
それで、彼女は何故授業を補佐する立場に?
学園長)
魔法を使えないからです。ですが、此処は学舎ですからね〜。で、あの容姿ですから先生方と相談して先生方の補佐をお願いしたのです。私、優しいので。
イデア)
あの陽キャな容姿…イグニには似合わないでござる。
カリム)
あんな美人が来たら、ジャミルに頑張って美味い料理作って貰って宴するのにな〜
学園長)
皆さん!彼女は、皆さんの寮には住まわせませんよ?職員室の奥に部屋がありますので、其処で過ごしていただきます。彼女に用があるならば先生方か私を通してくださいね?
レオナ)
なぁ。クルーウェルとミヤビは付き合ってンのか?
学園長)
なんですと?そんな訳は、ありませんよ?
アズール)
先程、彼女の肩を抱き寄せて居ましたが?
学園長)
そうでしたか……
レオナ)
で?どうなんだ?
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作者名:iceblast5 | 作成日時:2020年12月2日 2時