No.34 ページ34
涙を歌った後、涼太は歌を聞きながら号泣していた。
それから、2人で歌ったりして、気づけば22時を回っていた。
『もうこんな時間だね。少しは落ち着いた?』
涼「うん、ありがとう。」
『でも、結構泣いちゃったから、明日目腫れるかもね。今日、家に帰ったら蒸しタオルで目押さえるといいよ。』
涼「え、悠くんの家に連れてってくれないの…?」
『俺の家!?』
涼「だって…寂しいじゃん…。僕1人でいたくないよ。」
『わかった!わかったから泣くなよー。』
再び目に涙を溜める涼太にNOとは言える訳がない。
頭を撫でながら、涙を指で拭いてやる。
涼「…ほんと、やる事がいちいち男前でムカつく…」
『…ねぇ、それ褒めてんの?けなしてんの?笑』
涼「…どっちもや!」
たまに出る関西弁で、ツッコミを言ってきた涼太。
私がここに来た時よりも元気になってると思う。
この失恋を乗り越えて、もっとカッコよくなるであろう涼太。
涼太に負けないくらい、私も男前になりたい。
涼「今日、玲於と遊んでたんでしょ?」
『うん。遊んでた。』
涼「ごめんね、せっかく遊んでたのに。」
『メンバーが泣いてんのにほっとけないだろ。』
涼「じゃあ玲於にもバレてんのかな。」
『あー、どうだろ。涼太に呼ばれたから行くって言っただけだし。気づいてないんじゃない?』
涼「…ほんまありがとう。」
『ん。』
最後のありがとうの言葉は、
私の耳にかろうじて聞こえるくらい小さい声だったけど
ちゃんと届いたよ。
頼りにされるって
こんなに嬉しいんだな。
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まあ(プロフ) - 片ノ瀬乃於さん» コメントありがとうございます!頑張って更新しますので、楽しみにしていてください(^^) (2019年4月5日 20時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
片ノ瀬乃於(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます!続きとっても楽しみです。頑張ってください! (2019年4月5日 19時) (レス) id: 7c0d27effe (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - kulさん» 好きと言ってもらえて嬉しいです(^^)コメントもらえて、やる気が出ました!ありがとうございます(^^) (2018年12月3日 21時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
kul(プロフ) - すごく好き、で何回も読み返しちゃいます!これからも応援してます! (2018年12月3日 21時) (レス) id: 6f2e676eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあ | 作成日時:2018年11月5日 1時