ホームレスを拾いました3

No.104 ページ4

隼side


龍「玲於、うしろ！」


龍友くんがそう言うと、玲於は後ろを見た。


何も喋らない玲於。


少しの沈黙の後、Aちゃんが玲於の名前を呼んだ。


その瞬間、玲於は涙を流してAちゃんに抱きついた。



Aちゃんも涙を流して抱きしめていた。


「もう…俺から離れていかないで…」


『うん…』


「ずっとそばにいて…」


『うん…ごめんね、玲於。寂しい思いさせちゃって…』


よかったね、玲於。




僕まで涙が出てきた。


隼「玲於ー、よがっだねー(泣)」


もうちゃんと喋れていないけど、でもいいんだ



僕だけじゃなくて、みんな泣いてるから。



龍「隼、ヒドイ顔やな！(笑)じゃあ、今日はみんなでおかえりパーティや！」


亜「本当、どれもおいしそう！」


メ「飲み物もあるよー！」


『玲於、ご飯食べよっか！』


「うん！！！」



みんな涙を拭いて、パーティが始まった。


龍「Aちゃん、お酒飲む？」


『ううん、私はジュースで！玲於は？』


「俺もジュース！」


2人を見ていると、2人とも笑顔で、片時も手を離さなかった。




やっぱり僕は2人の顔を見ていたい。







だって2人の事





大好きだから。





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