ホームレスを拾いました2

No.75 ページ25

玲於が週刊誌に載ってから1ヶ月が経った。



玲於は欠かさず毎日電話をくれる。



でも、それと同時に郵便物がたくさん届くようになった。



きっと家、バレちゃったんだ…





玲於を返して！



死ね！




あんたと玲於は釣り合わない





カミソリが付いているものまであった。




学習しない私は毎日のように指や手を切って、絆創膏だらけになっていた。









玲於…助けて…









辛いよ…








Prrrr



『…もしもし』


「もしもし？A？元気？」


『…うん、元気だよ。』


「今日は、みんなと取材なんだ！」


『そうなんだ…』


「A…会いたい」


『…うん』


「あ、呼ばれちゃった、もう行くね！またね！」


『…玲於…バイバイ』









ごめんね、玲於。







離れないって言ったのに、






私弱いから、耐えられそうにないや。







新しい彼女を作って幸せになって。






私はいつでも応援してるよ。







私は荷物を整理して、家を出た。









玲於に手紙を残して。









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