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少年は湖の近くで本を読むことが好きだった。
静かな場所が自身を落ち着かせてくれるから。
そして何より、待っていた人がいた。
『んー！ダイオウイカさん！今日の調子はどう？』
湖で1人、ダイオウイカに話しかける青いローブを身にまとった少女
綺麗だった。柔らかそうな髪の毛が風になびいて甘い匂いを少年まで届ける。
誰もまだ見たことの無いダイオウイカと話す少女。
頭のおかしな子だと思うだろうが、この学校で少女のことを知らない人はいないし、誰も頭のおかしい子と思ったこともなかった。
それもそのはず、少女はなんでも出来た。やることなすこと全部パーフェクト人間なのだ。
少年は少女のことは嫌いではなかった。まぁ隣にいる連中たちは心の底から嫌いだが
『え、今日は湖の調子が悪いの？』
顔を困らせてダイオウイカと話す少女にふと笑みが零れる。
少年から見れば独り言にしか見えない。
でも多分、そこにいるのだろうダイオウイカは
その時、少女の瞳が少年を捉えた。
『貴方は、、』
恥ずかしかった。いつも少女の仲間たちに虐められている自分を見られるのが
『ごめんなさい、お名前知らないの。ほら、あの人たちが変なあだ名つけるからちゃんとした名前分からなくて』
自分をいじめる大嫌いなジェームズ・ポッターの幼馴染であり由緒正しき魔法族の娘
｢セブルス｣
『セブルス？』
何故か分からないけど、ファーストネームを告げてしまった。
『もしかして、エバンズのお友達の？』
その言葉に首を縦に震る。
『セブ？』
名前を呼ばれただけなのにこんなにも恥ずかしくなるのは何故だろうか。
初めて少女と話した。ずっと本を見ながら少女が来るのを待ってダイオウイカと戯れる少女を見ることが最近の趣味でもあった。
『リリーのお友達ならもう私の友達よね？』
そう言って手を出された。握っていいのか躊躇してれば向こうから握ってきた。
『お友達の握手ね？』
キラキラした笑顔を向けられると心臓が波を打つ。
｢セブルス先輩？｣
聞き馴染みのある声がスネイプの耳に届く
スネイプに向けられていた視線が声の主の方へと向く
｢これは、ミス・オリバンダーではありませんか。｣
『貴方は、シリウスの弟の、』
｢レギュラスです。｣
『あー、よく似てるわ！でもなんか雰囲気は違うのね』
あまり嬉しくないのだろう。笑っているが笑っていない。
それから、3人はよくこの場で話をするようになった。
それはまた今度
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あずき(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！！！落ちとかって決まったりしてますか？ (2023年1月31日 0時) (
レス) @page31 id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - フォールさん» 私も大好きな小説なので気がつけばたくさん更新してしまいます笑頑張ります！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - 真昼さん» とても嬉しいです。ありがとうございます！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - この小説に出会えて良かったです！まだまだ序盤の方だけどとてもおもしろいです！どうか主様のペースで最後まで筆記し続けて頂けると幸いです！頑張ってください、応援してます！ (2023年1月28日 21時) (レス) @page13 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - この先、どうなっていくのか楽しみです！最後まで応援しています！！ (2023年1月28日 8時) (レス) id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまびこ | 作成日時：2023年1月27日 1時
