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ハーマイオニーはグリフィンドールになった。
そして次から次へと名前と寮が呼ばれていく。
さっきハリーに話しかけていた取り巻きとその少年は3人ともスリザリンだった。
そうこうしているうちにハリーの名前が呼ばれる。
やっぱり周りは騒然とするらしい。自分もこれからはその反応をすべきだったのかと少し悩むA。
ハーマイオニーと同じように、ハリーの方を叩いてから手を差し伸べる。Aの意図に気づいたのか、ハリーはその手を強く握り締め固い握手を交わす。
『どの寮に君が入ろうと、君は僕の最高の友達だ。ハリー』
その言葉にハリーはどれだけ勇気を貰えたのだろうか。今なら北極に投げ出されても5年は生きていけるとハリーは思った。
｢僕もだよ。君がどこの寮に入ろうと、、スリザリンはあんまり嬉しくないけど、でも！最高の友達だ！｣
ハリーは単純だからあまりいい話を聞かないスリザリンを嫌だと思ってしまうのは仕方ない。
実際Aもあそこの寮に入って自分がやって行けるのかは不安だった。
長かった。ハリーの組み分けに組み分け帽子も悩んでいた。
そして、組み分け帽子の息を吸う音が聞こえる。
【グリフィンドール！！】
その声とともに、グリフィンドールの寮は騒ぎたてる。
ロンと同じ髪色をしたそっくりさん二人が嬉しそうにポッターをとった！とはしゃいでいる。
アルファベット順に行けばもうすぐ僕の番だとAは覚悟を決める。
ハーマイオニーもハリーもグリフィンドールだ。そして多分だけどロンはグリフィンドールだ
もし自分がその寮に入れなかったら、と思うと心臓音が速くなる。
そして、ついに自分の番が来た。
｢シャックルボルト・A｣
まだ名前が呼ばれていないロンと目が合う。言葉にせずとも頷き合うだけで気持ちがわかった。
組み分け帽子へ歩みよる姿は愛する王子様へと歩み寄るお姫様のように見えた。
もちろん、中性的な顔立ちだからそう見えるのかもしれないが、ハリーの目には腰まで伸びたサラサラのミルクティーの髪が見えたのだ。びっくりしてハリーは必死に自分の見間違いだと目を擦った。
そして、彼が1歩足を踏み出すことに周りは息を飲む。甘い香りが鼻を掠める。サラサラなミルクティーの髪が短く揺れる。
緊張で伏し目がちになり下を向いた長い睫毛。どこをとっても美しいとしか言いようがなかった。
彼の家柄という話より先に、ここにいる全員が彼の端正な容姿に釘付けだった。
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あずき(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！！！落ちとかって決まったりしてますか？ (2023年1月31日 0時) (
レス) @page31 id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - フォールさん» 私も大好きな小説なので気がつけばたくさん更新してしまいます笑頑張ります！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - 真昼さん» とても嬉しいです。ありがとうございます！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - この小説に出会えて良かったです！まだまだ序盤の方だけどとてもおもしろいです！どうか主様のペースで最後まで筆記し続けて頂けると幸いです！頑張ってください、応援してます！ (2023年1月28日 21時) (レス) @page13 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - この先、どうなっていくのか楽しみです！最後まで応援しています！！ (2023年1月28日 8時) (レス) id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまびこ | 作成日時：2023年1月27日 1時
