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疲れと夢の段 ページ9

三木エ門と別れると、昼ごはんで一度は回復した体力を全て使い果たしてしまった。恐るべし、男子の体力。
一人で長屋へと戻るがくノ一教室の子は誰もいない。そう言えば、今日は外で授業してるんだっけ。

 あまりに疲れたので宿題をしようとするもついウトウトとしてしまう。そのまま寝てしまったのだろう。夢を見ていた。



 今の時代にはありえない、薄型のテレビ。そこに映るアニメを、丁度乱太郎たちくらいの私はじっと見ている。田舎暮らしで娯楽がなかった私に取って、外で遊べない雨の日はテレビを見るくらいしかすることが無かったのだ。
あ、三木エ門がいる。もう一人の四年生と何やら言い争ってる。そうそう、この人だ。それとは組のみんなとも。喧嘩するほど仲が良さそうだ。

 私の隣にいるのは誰だろう。顔がぼやけている。もしかして、お母さんかな。私の名前を呼んでいるが聞き取れない。もっと、ちゃんと言ってくれないと。もっと────

「────A!」

 パッと目を開ける。気がつくとここは私の部屋で、辺りは少し暗くなっていた。同室の秋宮ハルが私の肩に手を置いていた。

「おはよ。珍しいわね、Aがこんな時間に寝るなんて」

『すごく、疲れてて。三木エ門が優しくしてくれたのに、どうしようもなくて……』

 慣れない体勢のせいで首が痛い。頭もぼんやりする。夢を見ていた気がするが、すぐに忘れてしまった。

「うん、そんな顔してる。晩ご飯はどうするの?」

『………………いい。お風呂入って宿題して、もう一度寝る』

 そう言うと、ハルはクスリと笑った。

「そうするといいわ。また時間がある時にゆっくりお話聞かせてね」

『うん』

 話したいことは山積みだ。でも明日に向けて体力を蓄えないと。
 その後何とか入浴を済ませ、気合いで宿題も終わらせる。いつもより三刻以上早く寝ると、次は夢すら見なかった。

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設定タグ:忍たま , RKRN , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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砂糖水 - (_;´꒳`;):_同じくぅぅぅぅ (2023年3月21日 21時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 天女じゃない所は良き、ですがオリキャラとモブは無理だったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(((泣 (2023年3月4日 17時) (レス) @page12 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - 初心者Mさん» 自分では仲のいい忍術学園しか想像出来ず、こうなりました笑 鼻血が出てますよ□ヾ(・∀・`o)フキフキ読んでくださってありがとうございます! (2021年3月17日 21時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)
初心者M - 天女ものではない所が、好きです。(鼻血) (2021年3月17日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこさん、ありがとうごさいます!誰にも読んでもらえないと思っていたので凄く嬉しいです! (2021年3月17日 14時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まみむー | 作成日時:2021年3月16日 12時

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