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委員会見学その六の段(訂正済) ページ34

倉庫に向かう途中、何故か私の横には鉢屋先輩がいた。さっき笑われたことを割と気にしていた私は、お面で視界が狭まっている風を装って見えないフリをしておく。いきなりお面を引き剥がされたりとか、無いよね?

 ちなみにこのお面は友達の手作りなんです。手先が凄く器用で、愛らしいクラスメイトがいるんですよ。ハルがその子に頼んで、一緒に作って、プレゼントしてくれたの。ずっとつけていても痛くならないようにって柔らかい紐までつけてくれたんだ。凄くない?

「聞いているか?」

『わ、すみません!』

突然ぬっと視界に顔だけ入れないでください、鉢屋先輩。後ろに飛びのいてしまった。

「お前、これまでどうしていたんだ? 誰にも見つからずに」

『鉢屋先輩には見つかっていますけど………………』

ごにょごにょと言ってみるが無視された。

『食事は出来るだけ時間をずらし、移動は屋根裏を使って、忍たまを見かけたら全力で逃げていました』

めっちゃ忍んでるね。

「はぁ、その労力を、男に慣れる方に使えばよかったのにな」

『それはまぁ…………諦めてましたから』

 最初に出会った忍たまが、七松先輩と滝夜叉丸。からの、謎の鉢屋先輩の気配だ。この面子だと後は先入観に支配されて、まあどうしようもないよね。


実際に倉庫に行ってみると、てきぱきと働く用具委員会の面々がいた。

「すごく忙しそうですね…………」

彦四郎の言葉に頷く。そこでは六年生の先輩がみんなに指示を出し、壊れた部品を直したり、重いものを運んだりしていた。

「おう、やっと来たか!」

 先輩が顔を上げる。腕を捲り目つきは厳しく、熱血潮江先輩系の香りがする。

『こんにちは。くノ一教室四年生のAAです』

この自己紹介も何度目だろう。いい加減慣れてきた。

「話は聞いているぞ。俺は用具委員会委員長、食満留三郎だ。生憎今は忙しくてな。作兵衛!」

「はい!」

呼ばれてやって来たのは三年生だ。

「Aに委員会を案内してくれ。大丈夫そうか?」

「ま、任せてください!」

 作兵衛は緊張した面持ちだった。もしかしたら私以上かもしれない。それでも駆け寄って挨拶をしてくれた。

「三年ろ組の富松作兵衛です。よろしくお願いします!」

『こ、こちらこそよろしくお願いします』

お互いに畏まってペコペコする。

「あ、A先輩だぁ!」

「A先輩〜」

 一年生の子達が手を振ってくれる。かんわいい。全力で振り返した。

▽→←▽



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設定タグ:忍たま , RKRN , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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砂糖水 - (_;´꒳`;):_同じくぅぅぅぅ (2023年3月21日 21時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 天女じゃない所は良き、ですがオリキャラとモブは無理だったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(((泣 (2023年3月4日 17時) (レス) @page12 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - 初心者Mさん» 自分では仲のいい忍術学園しか想像出来ず、こうなりました笑 鼻血が出てますよ□ヾ(・∀・`o)フキフキ読んでくださってありがとうございます! (2021年3月17日 21時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)
初心者M - 天女ものではない所が、好きです。(鼻血) (2021年3月17日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこさん、ありがとうごさいます!誰にも読んでもらえないと思っていたので凄く嬉しいです! (2021年3月17日 14時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まみむー | 作成日時:2021年3月16日 12時

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