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「わぁ、凄いですね! 僕たちがやるよりずっと良いです!」

 近くで喜八郎を見た三年生の子がパァッと顔を輝かせた。そのキラキラの視線が私に向いた。

「僕、浦風藤内と言います! 今度女装の予習をさせて下さい!」

女装に予習とかあるんだ。熱心なのは良いことだ。

『もちろん』

真面目な子は大好き。つい応援したくなります。

「僕もやりたいです!」

赤毛の可愛い子が慌てたように言う。

「一年い組の黒門伝七です! 僕もお願いします!」

みんなすごく熱心だ。立花先輩が笑った。

「ふっ、どうやらAAの化粧が気に入ったようだな。私はもう用済みみたいだから、後はお前に頼もう」

 そう言うと、先ほどまで眩しい視線を向けてきた下級生達が一斉に先輩に向き直った。

「そんなことないです、立花先輩」
「僕たち先輩の教えがないとここまで出来ませんでした!」
「いなくならないでください! お願いします」

 何この可愛い生き物たち。立花先輩も満足したのか、上機嫌でこちらを見る。

「ともかく、やはり化粧はくノ一に限るな。活躍する場はたくさんある。作法委員会を考えてみてくれ」

『はい! こちらこそ良い経験をさせて頂きましたし。ありがとうございました』

 時間も来たので作法委員会を後にする。みんなにこやかに見送ってくれた。うん、候補に入れておこう。楽しかった。



「先輩、楽しそうですね」

彦四郎が言う。顔に出ているかな。

『最近お化粧する機会も無かったから。久しぶりにできて良かった』

「確かに、さっきの化粧は見事だったな。変装の成績も良いだろう」

鉢屋先輩の言葉はどこか正直に受け取れない。

『変装の達人の鉢屋先輩には敵いません』

私がそういうと先輩は視線をそらしながら鼻で笑う。素直に喜べばいいのに。
 



兵太夫「綾部先輩ばっかりずるいです! 僕もA先輩の顔見たかったです」
喜八郎「目を合わせないようにしてて面白かったよ。あの子は不思議だ」
仙蔵「確かに、不思議なくのたまだな。思ったより度胸は据わっているらしい」

委員会見学その四の段→←▽



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設定タグ:忍たま , RKRN , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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砂糖水 - (_;´꒳`;):_同じくぅぅぅぅ (2023年3月21日 21時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 天女じゃない所は良き、ですがオリキャラとモブは無理だったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(((泣 (2023年3月4日 17時) (レス) @page12 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - 初心者Mさん» 自分では仲のいい忍術学園しか想像出来ず、こうなりました笑 鼻血が出てますよ□ヾ(・∀・`o)フキフキ読んでくださってありがとうございます! (2021年3月17日 21時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)
初心者M - 天女ものではない所が、好きです。(鼻血) (2021年3月17日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこさん、ありがとうごさいます!誰にも読んでもらえないと思っていたので凄く嬉しいです! (2021年3月17日 14時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まみむー | 作成日時:2021年3月16日 12時

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