# 丸焦げの女王様 ページ9
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入学式から一夜明け。
いつもの癖で朝早くに起きてしまい、どうせやることもないから、準備を終えて外に出る。
…昨日のラギー先輩のは大丈夫なのかな？
そう思うけれど、僕にどうすることも出来ないし、ご主人様に何か不利益がないならどうでもいい。
サバナクロー寮の近くをボーッと歩いていると、目に入ってくるのは狼、かな？の獣人。
何してるんだろう？そう疑問に思って暫く狼の獣人を見てると、汗をかきながら走っている。
楽しいのかな、アレ。まあ、僕は何も無いのに走るのは御免かなぁ。
……ちょっと面白いものも見れたし、学校へ向おう。時間も少し遅いぐらいだし。
｢ ………うわーぉ。 ｣
学校へと行くためにメインストリートを歩いていると何かあったのか、ザワザワしている。
まあ、興味も無い為、そこを通り過ぎろうとしたその時、昨日の狸の声が聞こえてきた。
追い出したんじゃないの？…そう思って声のする方へと視線を動かすと………
そこには、丸焦げのハートの女王様が。
丸焦げの女王様の近くには、狸とハートのペイントをしてる男、昨日魔力がないと言われた中性的な人がいた。
アイツらが主犯格か。そう思うと同時に、どこからともなく学園長が現れて、めっちゃ怒ってた。
まあ、確かに怒るよなぁ。
｢ 窓拭き100枚の罰です！！！……ッと、ん？……フッフッフッ……グリムくん。 ｣
｢ な、なんなんだゾ！！ ｣
｢ はぁ〜…まじめんどくせぇ〜… ｣
やる気のない男と学園長に名前を呼ばれた狸。…なんで学園長は僕のことを手で呼ぶんだろう。
僕、なんにも関係なくない？
そうは思いながらも、学園長の命令を無下にすることも出来ずに学園長の方へと近づいていく。
丁度、狸と二人の後ろに立った時、学園長が声を出した。
｢ 今度また騒ぎを起こせば、……フフ、後ろにいる方に扱いてもらいましょうか。 ｣
｢ 後ろ？後ろになんて誰も……ッて、ギャーーーーー！！！！ ｣
きっ、昨日のアイツなんだゾ……こ、怖いんだゾ……とか言いながら耳を手で覆うような仕草をする狸。
……いや、僕も考え無しにあんなことしないからね？
まあでも、少し脅しといたほうがご主人様の為にもなるかなぁ。
｢ ……楽しみ、だね？ ｣
狸は、泡吹いて倒れてた。……やりすぎちゃったかな。
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れたら - 続きはありますか、？あったらぜひ読みたいです！更新待ってます (2022年3月31日 18時) (
レス) id: 3a8e68ec4e (このIDを非表示/違反報告)
パピコ(プロフ) - 最高です。更新待ってます (2020年7月12日 0時) (レス) id: f19b0b021f (このIDを非表示/違反報告)
ココ - この小説とても好きです！更新楽しみにしてます。 (2020年6月4日 2時) (レス) id: 93e09ab845 (このIDを非表示/違反報告)
pokettoame(プロフ) - あーこれは……続きが気になります…… (2020年5月27日 12時) (レス) id: 2f9884d86e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ワンコ可愛いですよね！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年5月21日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千紗
| 作成日時：2020年5月13日 15時
