子どもと大人(リクエスト) ページ29
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エ「A！釣りに行くぞ！」
『うん！』
朝は大騒ぎだったものの、昼頃にはもうすっかり慣れっこだ。
今もいつものようにエースと釣りに甲板へ出たA。
マルコもイゾウも、ふぅ、と息をつきながら食堂で茶を飲む。
『ふぇぇ、エースのばか！』
エ「だ、だってよ！！！」
外からAの泣き声とエースの焦ったような声が聞こえる。
イ「はは、問題は尽きねぇな」
マ「まったくだよい…」
「行ってくるさね」と言ってひらりと片手を上げたイゾウ。
マ「頼んだよい」
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イ「エース、A。どうした？」
『イゾウ〜！』
エ「げ、イゾウ……」
イゾウを見た瞬間顔を綻ばせてイゾウに抱きつくAを意図も簡単にフワリと身に収めるイゾウ。
イ「こんなに可愛いお嬢を泣かせる兄はどこだろうな？」
エ「それはっ！」
『あのね、エースがお膝に乗ったらダメって言うの…』
いつもエースと釣りをするときに、エースの胡座をかいた足の上にのってお話をしているA。
今日もいつものように乗ってお話をしようとしたら拒否されたとのこと。
イ「それが悲しくてお嬢は泣いているのかい？」
『うん…だって寂しい…』
だとよ、とでも言いたげにイゾウはエースを見つめる。
エ「だ、だってよ！A体柔けぇし、なんか、ちいせぇ頃とちがって意識しちまうっていうか…その、むね、でかいし……」
顔をかぁっと赤くさせながら斜め下を向いてポツリと話すエース。
イ「要するに、お嬢が可愛すぎてエースが耐えられねぇんだと」
Aの頭にポンっと手を置いて、「じゃあ俺の膝の上に乗るか。それならさみしくねぇな？」と言うイゾウ。
『うん！』
エ「だ、だめだ！やっぱり恥ずかしくねぇ！こっちこいA！今日の晩飯捕まえるぞ！」
イゾウのそばに居るAの手を引いてズンズンと歩くエース。
イ「他の男に取られるは嫌って訳ねぇ」
イゾウがポツリと呟いた時には、少しぎこちないがいつものようにエースの胡座の上に座ってニコニコしているAの姿が見られた。
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羅鬼 - 載せていいですよ！ (2022年11月16日 19時) (
レス) @page26 id: 56358738e1 (このIDを非表示/違反報告)
羅鬼 - 良ければ！どうぞ！ https://picrew.me/image_maker/11529/complete?cd=dbvrUG1uF2 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 56358738e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりたんぽ | 作成日時：2022年10月18日 22時
