モビーとハロウィン(リクエスト) ページ21
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イ「目、瞑りな。そしたらあーんしてごらん」
フッと大きくてスラリとした手がAの目を覆う。
『…あー…ん？』
疑問に思いながら口を開ければ、ころりと小さな物が口の中に入った。
本当に小さくて、少しトゲトゲの形をしている甘いそれ。
『あまぁい！おいちぃ！』
イ「金平糖、って言うんだぜ。俺の生まれた場所の和菓子だ。」
そう言ってAの手のひらに金平糖が沢山入った包み紙を置く。
イ「毎日1つずつだ。約束な？」
『うん！あぃがと！』
イ「いいさね。サッチは厨房だよ」
Aの頭を一撫でして教えてくれたイゾウ。
『しゃっちぃ！とぃっく、おぁとりぃーと！おかちくだしゃい！』
サ「お〜よく来たなA〜！待ってたぞ〜〜」
Aを抱き上げてクルクル回るサッチ。
Aはそのままポスリと椅子の上に着地させられた。
『…？』
サ「ちょっと待ってなよ〜？いい物持ってくるからよ！」
そう言って姿を消し、もう一度現れたサッチの手にはプリンとケーキ。
『はわぁぁぁ…！！』
サ「サッチ特性かぼちゃプリンとチョコケーキだ！」
おたべ、と言って頭を撫でてくれるサッチ。
まぐまぐ、と食べればとてもほっぺが落ちそうになる。
『しゃっち、しゃっち！ほっぺたおさえてくだしゃい！』
慌ててサッチの大きな手を誘導して自身のほっぺに当て付けるA。
サ「ｸｯｯｯｯｯ…!!!!かわいい……もちもちだぜ…」
ふるりとサッチの指に乗っているモチモチな頬を堪能するサッチと、気にせず食べ続けるA。
『しゃっち、ごちそーさまでした！おいちかったの！』
サ「そりゃーよかった！またいつでも作るからな！」
と言って見送ってくれたサッチ。
『まぅこ！』
カチャリとドアノブを捻れば、姿を見せたマルコ。
マ「そろそろだと思ったよい。おいで」
読んでいた書類をパサりと机の上に置いて、手を広げればAはパァっと顔を輝かせてマルコに抱きつく。
そのまま椅子に座るマルコに向き合ってAもマルコのお膝に座る。
『とぃっく、おぁとりぃーと！いたじゅらしちゃうぞ！』
マ「物騒だねぃ。ちなみにどんなにイタズラなんだよい？」
『ずーっとAにぎゅーしゅるいたじゅら！』
にしし、としてやったりな顔をするA。
だが頭がきれるマルコはもう1枚上手だ。
マ「お菓子買っておいてよかったよい。ほら、これでイタズラは無しだねぃ？」
ポスリとAのお膝にお菓子セットを乗っけてやる。
するとどこか悲しそうな顔をするA。
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羅鬼 - 載せていいですよ！ (2022年11月16日 19時) (
レス) @page26 id: 56358738e1 (このIDを非表示/違反報告)
羅鬼 - 良ければ！どうぞ！ https://picrew.me/image_maker/11529/complete?cd=dbvrUG1uF2 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 56358738e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりたんぽ | 作成日時：2022年10月18日 22時
