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「なんでAがこんなとこに…？」
「え、イヌピーだ。ココくんもいる。久しぶり〜！」
「Aちゃん、黒龍の奴らと知り合いなんですか！？」
「黒龍…？いや、イヌピーとココは昔からの友達ってだけで黒龍とは何も…」
花垣が焦ったようにそう問うとAは首を傾げながらそう答える。そんなAを見て九井は溜息を吐いた。
「この辺り通るなら俺かイヌピーに連絡しろって言っただろ、A」
「いつものあそこの図書館行きたくて」
「俺今日は一緒に行けねェってメールしただろ？」
「だって課題のレポートが明日提出なんだもん〜…」
確かにAの片手には本が数冊入った紙袋が。
「重たいだろ、持つ」
「あ、ごめんねありがと」
「A、ボスいねぇ間に帰れ。送ってく」
乾がごく自然にAの荷物を持ち、踵を返す。九井はやれやれと首を振って乾を呼び止めた。
「待てよイヌピー、お前特攻隊長だろ。俺よりイヌピーが残った方がいい」
「…Aを送ってやりてェ」
「ばーか、それは俺もだわ」
九井と乾がそう言い争う中、Aは橘の元へ足を運んでいた。
「ヒナちゃん、あの女の子と今のうちに逃げて。なんか雰囲気良くないし…」
「えっ、Aさんは…」
「多分大丈夫！後から追いかけるよ〜」
「で、でも…」
橘が渋っている間、花垣と八戒は黒龍のメンバーに絡まれていた。
「オレのツレに手ぇ出すんじゃねェって言ってんだろ？頼むよ！」
八戒がそう言うが聞く耳持たず。黒龍のメンバーたちはじりじりと2人はにじり寄る。
「聞いてたろ？八戒。俺らボスの命令に背けねーんだよ」
「女もやっちまうか！？」
「っえ、やだ…！」
いきりたってそういう黒龍のメンバーはAの細い腕を掴んでそう言ったが、すぐにAは解放された。
八戒がそのメンバーの顔を思いきり殴り飛ばしていたのだった。
「Aちゃん、大丈夫………？」
「八戒くん…！ごめんねありがとう！」
やはり多少はカタコトなところもあるが、八戒はAとは話せるらしい。耳を赤らめた八戒は小さく頷いて花垣へと向き合う。
「巻き込んで悪かったな、タケミっち。コイツら黒龍のボスは柴大寿」
さらりとそう言う八戒に花垣は目を白黒させる。柚葉もそれに同調し、「大寿はアタシらの兄貴」と告げる。
八戒はそのままAを守るようにして立つ。九井と乾はそれを苛ついた顔立ちで見ていた。
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飛鳥 - 続き楽しみに待ってます！ (3月14日 7時) (
レス) @page36 id: 2cfd6d6f99 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - めっちゃ好きです！！！続き待ってます！気が向いたら更新してください！応援してます！ (12月29日 17時) (レス) @page36 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
シア(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (10月28日 20時) (レス) @page35 id: 38b8a932a2 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのみき - 東リベの夢小説史上面白い小説でした！更新頑張ってください！ (10月13日 22時) (レス) @page34 id: d976c5d16a (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新ありがとうございます‼️最高です (10月6日 23時) (レス) id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2021年10月16日 21時
