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意気揚々と叫んだ半間だったが、遠くから聞こえる謎の音に不思議がる。

「はあ、間に合ったか」

と、三ツ谷が意味深そうに呟くとAは嬉しそうに三ツ谷へ飛びついた。

「ねえ、もしかしてタカちゃん…!」
「おう、アイツらだ」




けたたましくバイクを鳴らしながらやって来たのは黒い特攻服に身を包んだ東京卍會のメンバー。


「こんな大事にしやがって…内輪揉めは気乗りしなかったけどよ」
「愛美愛主相手なら思いっきり暴れられんじゃねーかヨ」
「結果、今日が決戦になっただけの話」

「…お前ら」


マイキーは見慣れたメンツに安心したように微笑む。

「東京卍會、勢揃いだバカヤロー」

場地が先頭に立ち、愛美愛主にそう宣言した。そしてそのままヘアゴムで自身の髪を縛り上げる。


「…あ、ホラよA」
「っえ、けーすけもしかして…!」
「オウ、想像してる通りだ」

不意に場地がAへ可愛らしい袋に包まれた何かを渡した。Aが喜んで受け取り中を確認すると、そこには東卍の特攻服が入っていた。

「わー!ありがとうけーすけ!直ぐ着替えてくるー!」
「人いねーとこで着替えろよ!?」
「わかってるー!」

と、袋を抱えてエマのいる木の影へと走るA。そんなAを見て半間は面白いものを見つけたように笑う。

「やっぱオモシレー、Aちゃん♡」
「…オイ、お前如きがAの名前呼ぶな」
「マイキーガチギレしてんじゃん、落ち着けって♡」

と、半間がマイキーを煽る。それに乗ろうとしたマイキーを龍宮寺が止めた。

「落ち着け、わざと言ってんだよアイツ…それにしても、祭りの日に大乱闘…血が踊るじゃねーかよ、マイキー?」
「ッハハ!そうだなケンチン」


そして東京卍會、愛美愛主がお互い向かい合う。


「行くぞ!!」


マイキーのその声で、戦いの火蓋が落とされた。

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まる(プロフ) - ドンさん» 応援していただけて嬉しいです( ; ; )更新頑張りますので今後ともよろしくお願いします…! (2021年10月5日 21時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - まるさん» 分かりました、更新頑張ってください応援してます! (2021年10月5日 19時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ドンさん» コメントありがとうございます!夢主は自己投影して頂ければ嬉しいです…(^^) (2021年10月3日 20時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年10月2日 12時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 癒し系猫さん» 恥ずかしい( ; ; )変換ミスです💧教えてくださりありがとうございます( ; ; ) (2021年10月1日 17時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まる | 作成日時:2021年9月25日 20時

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