愛(マルコside) ページ46
「だ、めです…血で、汚れちゃう……」
Aは血にまみれた手で弱々しく抵抗する。
「別にいいよい。
一緒に汚れちまえば、気にならねェ。」
「お願いですから…優し、くしないでください…」
「なんでだよい。
好きなやつに優しくして何が悪ィんだ。」
「……今、な、んて。」
Aは顔を上げ、目を見開く。
「A、好きだよい。」
「うそ、だ……」
Aはゆっくり首を左右に振る。
「嘘じゃねェよい。
信じてくれるなら、何度だって言うよい。」
「な、んで今……」
「もう後悔はしたくねェから。」
オレはAの目尻にキスを落とす。
「……オレは暖かい紅に包まれたAが好きだよい。」
「……私、人殺しなんで、す。
あなたの隣に、いる資格なんて、」
「オレだって家族を守るため、今まで何人もの人を殺めてきた。
同じようなモンだ。」
「もしかしたら…村の人や、マルコさんまで、襲うかもしれないんですよ…?」
「その時はオレが命懸けで止めるよい。」
「私、マルコさんより、寿命が長いんですよ……?」
「だったらなんだよい。
オレは�猊垰狡鮫瓩澄�Aだけを残して先に旅立たねェよい。」
「不死鳥……」
「そうだよい。
例え致命傷を負ったとしてもこの青い炎が何度でも傷を癒してくれる。
だから、オレは永遠の時を生きられる。」
「永遠……じゃあ、今度はマルコさんが一人に……」
「Aがいなくなったら、オレはAの後を追うよい。」
「そんなの…だめです……」
Aは涙を流しながらフルフルと首を横に振る。
「お前のいない世界なんて考えられねェんだよい。」
「それは……私もです…」
「だから、それまでの時間をオレと一緒に過ごしてくれねェかよい?
一生幸せにする。」
「……本当に、私でいいんですか……?」
「Aが、いいんだよい。」
「私もマルコ、さんが好き… んッ。」
オレは艶やかに光るAの唇を奪う。
「もう……離れないでください……」
「あぁ、死んでも離れないし離さないよい。」
全てが真っ赤に染まった部屋の中でオレ達はお互いに強く愛を確かめ合った。
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文ストオタクの一般人 - うん！ふたりとも可愛いね！私が貰いたいぐｒ（（（マルコ (2023年3月16日 18時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
チュロス - 桜桃さん» はい、ごめんなさい。妖精姫の物語シリーズはいろいろ考えた末に消させて貰いました。温かい応援ありがとうございました。またいつか少し変えて書き直せたらいいな、と思っているので、いつか。機会がまたあればぜひお願いします。 (2019年12月3日 18時) (レス) id: 5b28331b1d (このIDを非表示/違反報告)
チュロス - yaさん» いえいえ、ありがとうございます！！！！結構前に完結したのに、読んでくれてる人がいて嬉しいです！！ヽ(；▽；)ノ 鼻水！？yaさんの鼻水はきっと綺麗です……！！！笑 (2019年12月3日 18時) (レス) id: 5b28331b1d (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 妖精姫の物語という作品は削除なさったのですか？また見れるのを楽しみに待ってます。 (2019年12月3日 18時) (レス) id: f53004e46c (このIDを非表示/違反報告)
ya - 今更ですが、完結おめでとうございます。泣きまくって鼻水ダラダラです。（きたな） (2019年12月3日 1時) (レス) id: 890b8aa433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チュロス | 作成日時：2019年9月9日 17時
