生意気な、唇 <second>【名前変換オリジナル】

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「…いた」





まなみ「あら？もう来たの？はやいね」




学校の外に出ると、校門にまなみがいた。




「…手短に言うわ、もう陽向に関わらないで」





まなみ「嫌よ？あの時どれだけ私に恥をかかせたことか」



「あなたは意地でも手に入れなきゃ済まないのね」








まなみ「あんたに何がわかるの？」





「分かるよ」



分かりたくもないけど





「私も元彼に好意がなかった。悔しくて悲しかった。どうにかして壊したかった…でも私はちゃんと終わらせた。」





まなみ「今更、私には無理なの、あんたも早坂くんもどうにかしてぶっ壊すために来たの！」









「あんな噂で壊れる私達じゃない」



まなみ「何よ！必死に走ってきたくせに！」







「あんたみたいな嘘つきに、陽向の評判下げてもらっちゃ困るんだよ」





「悪いけど、何をしても私は陽向を離さない」






「…陽向は私に、大切なもの全部くれたんだから」








まなみ「なんで…私じゃなくてあんたなのよ！
どうせ！…遊びなんでしょ…」



「そう思っておけばいい、私は素直に陽向にぶつかるし陽向も私を信じてくれてる」







「…あなたのためにも、手を引いて欲しい」




いくら話しても伝わらない事は仕方ない

ただ、私は陽向を信じる事

それだけを歪めない









まなみ「…」







まなみは泣きそうな顔をして帰っていった。








人の事…あそこまで言ったのは初めてだった。




少しだけ、素直になれたけど

言葉は人を傷つける。





私は苦しくなった。

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