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「らいん、」無意識に呟いたわたしの顔は随分間抜けだったのだろうか。
とんちゃん…もとい、トントンの正面に座る有名人は、クツクツと特徴的な笑い声を上げた。
「初めまして？だな。君がトントンのよく話している幼馴染みか。小鳥遊A、だったか、2年の成績表の上の方によく名前が載っているから覚えてるゾ。」
「おうグルさん、俺の幼馴染み怖がらせとんちゃうぞ。」
「あのートン氏、まだ話しかけただけなんですが、なんで怖がらせてるとかそういうこと言うんすかね、え？え？」
「いや360度どこから見ても怖がってますやん…。」
「…聞こえない、聞こえないゾ！嫌だ！友人の幼馴染み兼後輩に初対面から怖がられてるとか、マジで洒落にならないんじゃあ〜、」
トントンの言うことに間違いはない。
カリスマと名高い生徒会長、グルッペン・フューラーさんがわたしの名前を認識していた、という事実を耳にした時点で、頬の筋肉がひくり、と引き攣った気がしていたからだ。
それも、目の前で繰り広げられる口撃の因果応報で少々緩んだけれど。
「…あ、ごめんなA。辞書よな、辞書。…っと、はい。これでええ？」
苦笑いするわたしに気づいたトントンが慌てて辞書を手渡してくれた。
「ありがとう」と感謝を告げると、何故かわたしよりも嬉しそうに笑ったあと「ありがとう言えて偉いなあ」と、子供扱いをしつつも撫でてくれるのだった。
それを微笑ましそうに見ていたグルッペン先輩は、再びわたしの方に目線を向ける。
「小鳥遊…いや、Aは昼食を済ませたのか？」
「あ、はい。あんまり食べない方なので、」
「そうか。では、残りの昼休みは私達とお話しなんてどうだろう？」
「…ひぇ。」
「おうグル氏〜〜〜？」
「ウン俺何かしたか？めちゃくちゃ言葉選んだんですが？なんで怖がられた？」
「顔ちゃう？」
「おうおうトン氏やんのか。」
「おうおうおう、受けてやんよ。」
私、という一人称とか、堅苦しい言葉遣いとか、グルッペン先輩に恐ろしいほど似合う武器たちは、少し怖かった。
というより、トントンの前で砕けた姿を見せていたので、違和感？を感じる。
そちらの方が彼らしい、しっくりくると思ったのだ。
「堅苦しいのとか、要らないですよ。なんか、とんちゃんの前で砕けてるグルッペン先輩のほうがすきです。」
思ったことを素直に伝えると、グルッペン先輩は照れたように頬を掻き「そうか、」と呟いた。
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。ﾏﾙ(プロフ) - 星空さん» コメントありがとうございます◎わ〜とてもうれしいです！たくさんきゅんを摂取していってくださいね！ゆっくりにはなりますが、更新の方頑張りますので、ゆるっと応援お願いします。 (2020年8月20日 6時) (
レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - もうめっちゃ心臓がキュンってします……！！好きですありがとうございます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))私もこんな青春したい(´；ω；｀)この小説でドキドキ摂取してます(？)これからも無理せずに更新頑張ってください！応援してます！ (2020年8月19日 3時) (レス) id: df42e0e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
。ﾏﾙ(プロフ) - デデドン！さん» コメントありがとうございます◎ゆるゆるになりますがこれからもがんばります…！ (2020年8月13日 22時) (レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
。ﾏﾙ(プロフ) - トドルゴンさん» コメントありがとうございます◎ほんとうですかうれしいです〜！(T . T)きっと心臓きゅって掴んだまま離しません！どうか引き続きよろしくお願いします。 (2020年8月13日 22時) (レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
デデドン！ - めちゃくちゃ文が綺麗で好きです、、これからも頑張ってください！ちゅっ！！ (2020年8月13日 21時) (レス) id: 2c8648c87a (このIDを非表示/違反報告)
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