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あなたside
それからのこと、全然覚えてないんだけど…
気付いたらお家に帰って来てた。
…手にはまるが入った小さな棺を持って。
？「Aちゃん、大丈夫…？」
「……はい、大丈夫です…」
お兄さんはずっと一緒にいてくれて、
車でお家に送ってくれた。
「すいませんでした……こんな時間まで…」
？「…ううん、全然。
また明日、9時に迎えに来るから。」
さっき、動物病院で
ペット火葬の手続きをした。
火葬する人もいるし、
お家の庭とかに埋める人もいるって。
だけど…
ちゃんと天国に送り届けてあげるためには
火葬してあげた方が良いって思った。
まるの死をまだ受け入れられてないのに、
そういう話を冷静にしていた自分にびっくり。
「すいません……何から何まで……」
火葬場までは車でしか行けなくて…
また明日もお兄さんが連れてってくれるって。
本当に申し訳ないけど…
私にはお兄さんを頼るしか方法がない。
？「…何回も言うけど、
僕がしたくてそうしてるんやから。
謝らんでええやで。
…お家、一人？ほんまに大丈夫？」
「……はい。
まると、最後の夜なので…」
？「ん、そっか…
…心配やからさ、連絡先だけ教えてくれへん？
何かあったら連絡して。」
「…はい……」
落ち着いたらお礼しないとだし、
連絡先は交換した方が良いよね…。
？「はい、僕のQRコード。」
「読み取りますね………え…？」
お兄さんのLINEのQRコードを読み取ると
画面に表示されたのは“丸ちゃん”という名前。
「丸、ちゃん……？」
丸「あっ…申し遅れましたっ…
僕、丸山っていいます…丸山隆平。
みんなから“丸”とか“丸ちゃん”って
呼ばれてて…っ…その……」
丸……丸ちゃん……
お兄さん改め丸山さんは
困ったような顔をして。
丸「ほ、ほっとかれへんかってんっ…
僕と、同じ名前のワンちゃんやし…
いやっ…同じ名前やなくても
同じようにしてたと思うけどっ…
でも、尚更ほっとかれへんくて…
こんなとこまで、ついて来てまいました…」
「っ、すいませんっ…
まさか、丸山さんだなんて…
嫌でしたよね、こんなっ…」
丸「いやっ、全然っ！
そんなことはこれっぽっちも思うてへんよ！
けど…僕があのタイミングで
あの道を通ったのって、偶然やと思えなくて…
まるちゃんが呼んでくれた気がしてっ…」
…まさか助けてくれたのが
まると同じニックネームを持つ人だなんて。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
