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丸山side
…それから数年の時が過ぎ。
Aちゃんが大学を卒業して
社会人になると同時に、
僕らは一緒に暮らし始めた。
もちろん、
Aちゃんのおじいちゃんとおばあちゃんが
残してくれたというAちゃんの家で。
まぁ、ちゃんと同棲を始める前から
しょっちゅうAちゃんの家に
泊まってたから半同棲状態やったんやけど(笑)
その時からもう既に僕の部屋もできてたし(笑)
心機一転、二人で新しいとこに
引っ越そうかっていう話も出たんやけど…
やっぱりおじいちゃんおばあちゃんとの、
そしてまるちゃんとの思い出が
たくさん詰まっているこの家は出たくない、
というAちゃんの気持ちを
何よりも最優先にして。
古い一軒家やけど、手入れはしっかりされてて
二人で暮らすには十分すぎる広さ。
そして家賃がかからんことは
俺にとってもありがたかった。
…そして理由がもう一つ。
「…どこ行くんですか？」
丸「着くまで内緒(笑)」
休みの日、Aちゃんを連れ出して。
向かった先は……
「っ、…ペットショップ……」
丸「……またワンちゃん飼いたい、って
思い始めてるやろ？」
数年かけて、まるちゃんの死を受け入れて
徐々に悲しみから立ち直ったAちゃん。
もちろん、まるちゃんのことを
忘れた訳やないやろけど…
Aちゃんがまた
ワンちゃんを飼いたいって思い始めてる、って…
最近のAちゃん見てたら感じるねん。
丸「…あれ、違った？(笑)」
「っ…違く、ないです…」
丸「…俺も、いつかは一緒に
ワンちゃん飼いたいなって思ってたし。
すぐ決めんでもさ、
一回見てみてもええかなって思って。」
「………丸山さん。」
丸「な、なに…っ？」
「〜っ…好きです…っ！」ｷﾞｭｯ
丸「…ふは、ありがと(笑)」
数年経った今も、
彼女は敬語やし“丸山さん”呼び。
隆平って呼んでや〜って言うても
“恥ずかしい”の一点張りで…
でもそれでも不安にならへんのは、
こうして“好き”を全面に表現してくれるから。
せやけど“丸山さん”呼びは
そろそろどうにかしてもらわなあかんな…
自分も丸山になったら
どないするんよっちゅー話や。
Aちゃんを連れて来たのは
まるちゃんと出会ったと言っていた
駅前のペットショップ。
当然、今日決めるつもりなんてなかってんけど…
…そこでまた、運命の出会いをすることになる。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
