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あなたside
？「……手術で、助かる可能性って
何パーセントくらいなんですか？」
獣医「…10％から20％くらいかと。」
？「……このままやと、
あとどのくらい生きられるんでしょうか。」
獣医「もうかなり心臓の動きが弱ってきてます。
おそらく、数十分から数時間後には…」
？「そうですか……
今、まるちゃんは痛みを感じてるんですか？」
獣医「いえ、感じていないと思いますよ。」
？「手術するってなると、
当然、痛いんですよね…」
獣医「…そうですね。
体に傷をつけることになりますから。」
…本来はきっと、私が聞かなければいけないこと。
全部、お兄さんが先生に聞いてくれてる。
＿手術をしても助かる可能性はかなり低い。
＿手術は、まるにとって痛いこと。
＿今まるは痛みを感じていない…。
「っ、…手術…しなくていいですっ…ｸﾞｽｯ…
このままでっ…ｸﾞｽｯ…ひくっ…
どうか…っ…どうか、痛くないようにだけ
してくださいっ…お願い、します…っ…(泣)」
？「……うん、僕もその方がええと思う。」
獣医「…分かりました。
では、このまま痛み止めを投与しながら
自然に任せるということで。
辛い決断をさせて申し訳ありません…。」
「うっ…うわあぁぁぁんっ…(泣)」
？「っ、…辛いね……よく決めたね…っ…
泣いてええ。泣いてええよ。」ｷﾞｭｯ
お兄さんさんは私を…
さっき会ったばかりの私を
ぎゅって両腕で包み込んでくれた。
暖かくて、すごく安心できる香り。
お兄さんの腕の中でひとしきり泣いた。
看護師「…こちらへ、どうぞ。」
しばらくして私が少し落ち着いたあと、
まると一緒に診察室から隣にある
小部屋へ移動した。
看護師「…このお部屋
普段は使ってないから。
ここでまるちゃんと最後の時間、
ゆっくり過ごしてくださいね。」
「ｸﾞｽｯ…ありがとうございます…(涙)」
看護師「…あの、ちょっとよろしいですか？」
？「…僕ですか？」
看護師「はい。」
看護師さんはお兄さんだけ呼び出して
廊下に出て行った。
部屋にはまると私の二人きり。
心電図のピッ、ピッ、って音だけが響く。
「っ、…まる…っ…ｸﾞｽｯ…
私のせいで、ごめんね…っ…(泣)」
…まるは私にたくさんの幸せをくれたのに。
楽しい時は一緒に過ごして、
辛いときは傍にいてくれて…
それなのに…っ…
こんな飼い主、最低だね……まる…(泣)
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
