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あなたside
早く立ち直らないと…って思ったものの、
まるを失った悲しみは
日に日に大きくなる一方で。
…まるの遺骨が目に入ったとき。
…置きっぱなしのケージの中に
まるがいない…と認識したとき。
…待ち受け画面のまるの写真を見たとき。
心のどこかではまだ受け入れられてなくて、
ふとした瞬間にとてつもない寂しさに襲われる。
大学もバイトも行く気になれなくて
ずっと休んでしまってて…
何もする気になれなくて
ずっと家に閉じこもってる。
丸山さんとは毎日連絡を取り合ってて…
まだ悲しみを乗り越えられてないってことも、
大学もバイトもずっと休んでることも、
もちろん全部伝えてる。
“…それは、しゃーないよ。
焦らんと、Aちゃんのペースで
やってったらええと思うよ？”
丸山さんはそう言ってくれて、
手作りのご飯や、コンビニのスイーツなんかを
毎日のようにドアノブに
引っ掛けて行ってくれてる。
本当は会ってお礼を言うべきなんだと思う。
だけど廃人のような生活をしてる私は
24時間パジャマで髪はボサボサ、
肌もボロボロで…
とても人と会える姿じゃない。
…そんなある日、夢を見た。まるの夢。
夢の中で私とまるは
草原を走り回って遊んでた。
まるは本当に楽しそうで…私も楽しくて幸せで。
こんな時間がずっと続けばいいな、って
夢の中でそう思ってて…
だけど目が覚めたとき、
現実の世界にまるはいない。
夢と現実の境目が分からなくなった私は、
まるの名前を呼びながら家中を探し回った。
でも見つけられなくて…
パニックになって、丸山さんに電話をかけた。
…朝の、めちゃくちゃ早い時間。
「あ、あのっ…
まるがっ…まるが、いなくて…っ…(泣)」
…私からそんな電話を受けて、
丸山さんはどう思っただろう。
丸『…Aちゃん？』
「さっきまで、一緒に遊んでたのにっ…
どこにも、いなくてっ…(泣)」
丸『……Aちゃん、リビングに行ってみて？』
「リビング…？(泣)」
言われた通りリビングに行くと
紫色の布で包まれた小さな骨壺。
それを見た瞬間、
まるを失った日のことがフラッシュバックして…
「あ……(泣)」
丸『…思い出した？
まるちゃんの夢、見てたんかな…』
「ご、ごめんなさい……私…っ…(泣)」
丸『…大丈夫。辛いね…』
…そんなことが何度かあって、
その度に丸山さんは
優しく現実を教えてくれた。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
