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あなたside
帰ってきてから何もする気が起きなくて。
ぼーっとしてたらもう外は暗くなってた。
まるがいないなんて…未だに信じられない。
ﾋﾟｺﾝ
「ん…？」
スマホの画面が光って確認すると
一通のメッセージ通知。
それは丸山さんからで。
「“ドアノブ見て”…？」
全く意味が分からず戸惑ってると、
画面に新たなメッセージが表示された。
“内側やなくて外側な！”
「外側……？」
玄関のドアノブのことを言ってるんだろうか。
こんな時に丸山さんが
いたずらでメッセージを送ってくるなんて
とても考えられないし、
何か大切な意味があるんだろうと思い
玄関の扉を開けてみる。
ｶﾞﾁｬ
「なに、これ…」ｶﾞｻｯ
ドアノブに引っ掛けられた紙袋。
きっと丸山さんが置いて行ったんだろう。
ズシッと重さのあるそれを
リビングに持って行き中を見てみると、
「っ、…おにぎり……」
中にはスープジャーとおにぎりが入ってた。
…私がご飯食べてないこと、
丸山さんにはお見通しだったんだ…。
「なんだろう、これ……」
スープジャーを開けてみると、
ふわぁっと酒粕のいい香り。
どうやら普通のお味噌汁ではないみたい…。
「フー……フー……っ…おいし…っ…(涙)」
直接口をつけて一口飲んでみると、
その美味しさにびっくりした。
温かくて、とっても優しい味…
まるで、丸山さんみたい。
わざわざ作って持って来てくれたの…？
「っ、…ｸﾞｽｯ……おいしい〜…っ…(泣)」
一口飲む度に涙が溢れてくる。
温かくて、丸山さんの優しさが心に染みて…
「ｸﾞｽｯ…おにぎりも、おいし…っ…(泣)」
今まで食べたものの中で一番美味しい。
全然食欲なかったし、
お腹も空いてなかったのに…。
「……また明日、温め直して食べよ…(涙)」
大きめのスープジャーに入ってたお味噌汁は
一度に全部食べきるには量が多くて。
お鍋に移して冷蔵庫に閉まった。
約1日以上ぶりにお腹に食べ物を入れたら
少しだけ頭がスッキリして。
やっぱり人間は食べないとダメなんだなって…。
「丸山さんに連絡しないと…っ…」
LINEにしようかと思ったけど、
何だかとても声が聞きたくなって…
「…………」
丸『もっ、もしもしっ？』
迷惑かなって思ったけど、電話にした。
電話の向こうの、
ちょっと慌てたような声に頬が緩む。
丸山さんの声って、何かすごく落ち着く…。
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
