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あなたside
？「どうされたんで……あっ…！」
まるの前で泣きじゃくってたら、
すぐ後で止まった車から男の人が降りてきた。
「うぅっ…ﾋｯｸ…どうしようっ…ｸﾞｽｯ…
まるがっ…まるが死んじゃう…っ…！(泣)」
赤の他人にこんな…
後から考えたら迷惑極まりないけど、
その時の私はパニックになってて…
その人がどんな人かなんて考える余裕もなくて。
？「この先もう少し行ったところに
動物病院があったはずです！
…大丈夫、まだ息してはります。
急ぎましょう！」
お兄さんは自分が着ていた上着を脱ぐと、
そっとその上着でまるの身体を包んだ。
「っ…血っ……汚れちゃう…っ…(泣)」
？「そんなこと、どうでもええです。
はい、抱っこしててあげてください。
早く車乗って！」
上着に包んだまるを私に渡すと、
すぐに運転席に乗り込んで。
私もその後を追いかけて
助手席のドアを開ける。
？「動きますよ！」
「うっ…ｸﾞｽｯ……まるっ…(泣)」
腕の中にいるまるは
相変わらずぐったりしていて、
弱々しく呼吸を繰り返すだけ。
？「大丈夫です…きっと、大丈夫…っ…」
このお兄さんにとって私は、
目の前に飛び出してきた迷惑な女なはず。
それなのに、赤の他人であるにも関わらず
動物病院にまで連れてってくれるなんて…
何て、良い人なんだろう。
？「つ、着きましたっ！
あまり、揺らしたりとか
振動与えんへん方がええかもしれへんから
ゆっくり、ゆっくり降りてきてくださいっ！」
私にそう言うと、
お兄さんは先に動物病院に駆け込んで行って。
なるべく振動を与えないように
でも急ぎ足で中に入ると、
？「まるちゃんがっ…まるちゃんが車にっ…
グッタリしてて、呼吸も弱くてっ…
助けてくださいお願いします…！！」
私の代わりに動物病院の看護師さんに
必死に状況を訴えてくれてて…
お兄さんのペットじゃないのに、
どうしてここまでしてくれるんだろう、って…。
？「この子っ…！
この子がまるちゃんの飼い主さんでっ…」
看護師「…すぐ診ますから、中へどうぞ！」
私の腕の中の
まるの様子を確認した看護師さんは
すぐに診察室に案内してくれた。
看護師「先生！急患です！
まるちゃんをこちらに。」
「は、はい…っ…(泣)」
診察台にそっとまるの体をおろす。
どんどん呼吸が
弱くなっていってる気がする…(泣)
＿お願いします、まるを助けて…っ…(泣)
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∞ゆず丸∞(プロフ) - しゅしゅさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！楽しんで?いただけたようで何よりです☺️ぜひこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月9日 21時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 莉虹(元 結愛)さん» お返事遅くなってごめんなさい💦お読みいただきありがとうございました！文章が分かりやすい、読みやすいと言っていただけて嬉しいです☺️これからもよろしくお願いします！ (2022年1月9日 21時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
しゅしゅ(プロフ) - はじめまして。ゆず丸さんの小説が大好きです。今回の作品は一気に読んだのですがずっと泣きっぱなし。電車で通勤途中に読んでいたら大変なことになってました(笑)これからも素敵なお話しを楽しみにしています。 (2022年1月3日 8時) (レス) id: 3ab24625f7 (このIDを非表示/違反報告)
莉虹(元 結愛)(プロフ) - シンプルにいって面白かったし感動しました！一気に全部読めたし、作者様の文章がわかりやすかった(?)読みやすかったです！これからも応援しています！ (2021年12月30日 23時) (レス) id: 96753055c2 (このIDを非表示/違反報告)
廉斗1126（錦戸亮依存症(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» はい！ (2021年12月30日 20時) (レス) id: 39f9ce47b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年11月26日 22時
