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先程まで熱心に掲示板を眺めていた彼女達の視線は、今は違う場所へと注がれている。

その視線を追い、振り返った先にいたのは。

「おーくらっ!」

スラリとした長身に、カッコ良さと可愛さを兼ね備えた綺麗な顔立ち。
学年一のイケメン、学園の天使などと言われている彼ーーー大倉は、僕の幼馴染兼章ちゃんの従兄弟だ。

緑「マルちゃ〜ん」

涙目になりながらも僕に抱きついてくる彼は、とても高校生とは思えない幼さを醸し出していた。

「わ〜めっちゃ可愛い……」

「マジ目の保養。イケメン尊い」

女の子達の声が一段と大きくなる。

「ほら、おーくら、ちょっと離れて」

緑「何でマルちゃんと離れ離れになんないとアカンの〜」

潤んだ目で上目遣いをしてくる大倉。いやお前僕より身長高いのに何でそんなんできんねん。

緑「いやや〜離れたくない〜」

そんな彼の様子に、辺りからは更に「かわいい〜!」と、悲鳴が上がった。

「ん、もう、あんまくっつかんとって」

無理矢理引き剥がすと、大倉は滅茶苦茶悲しそうな顔をして、

緑「マルちゃん、俺のこと嫌いなん……?」

「いや、嫌いなわけじゃ……」

緑「ゴメンね、もう抱きついたりしないから……」

今にも泣きそうになる彼に耐えられなくなった僕は、

「嫌いじゃない!むしろ大好きやで!」

皆の前で大声で言い放ってしまった。

またもや悲鳴が上がるわ、一部の女子は倒れかけるわ。

そんな中、

緑「ホンマ?よかったあ……」

僕の言葉に心から嬉しそうに笑う大倉。
可愛らしい反応に、こちらも自然と頬が緩む。

緑「二年の教室、三階だよね、そこまで一緒に行こうや!」

大倉は、僕の右腕に両腕を絡めて歩き出す。

いつからこんな甘えたになったんやろなあ。
ま、可愛いからええけど。


章ちゃんが、昇降口へと向かう僕らの後を追いながら、小さく溜息をついていたことには気付かなかった。

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エイター - 凄く面白いし好きです!更新頑張ってください!! (6月11日 0時) (レス) id: 7274972671 (このIDを非表示/違反報告)
すずまる - めっちゃ好きです!!更新頑張ってください ! (4月30日 22時) (レス) id: bace7ae54d (このIDを非表示/違反報告)
ももも - 面白いです。これが理想のBLですね!更新頑張ってくださいね! (4月18日 18時) (レス) id: f71b3e4232 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちーかま | 作成日時:2019年3月9日 0時

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