標的１９９…死ぬ気の炎。消えるオーラ（１） ページ9
額と、そして新たに両手に死ぬ気の炎を灯した歩美が、どす黒いオーラを纏った六道骸と向き合う
リ「
骸「フッ…まるで毛を逆立てて、体を大きく見せようとする猫ですね。だが、いくらオーラの見てくれを変えたところで無意味だ」
『…死ぬ気の炎は、オーラじゃない』
骸「ほう…面白いことを言う。ならば見せて…もらいましょうか！？」
再び近づいてきて叩きつけてきた武器を掴んだ歩美は、手に灯した炎をさらに大きく強く放つと…その熱で武器がグニャりと曲がった
骸「Σな！？」
リ「死ぬ気の炎とオーラでは、エネルギーの密度がちがうからな。限られた人間の目に見えるだけのオーラと違って、死ぬ気の炎はそれ自体が破壊力を持った超圧縮エネルギーだ」
骸「そのグローブは焼きゴテというわけか…」
『…それだけ、じゃない』
今度は歩美から六道骸に接近するために駆け出し、六道骸はそんな歩美を近づけまいと武器を振るうが、そこにはすでに歩美の姿はない
歩美が消えたことに六道骸が気づいた瞬間、六道骸の背後に一瞬にして歩美が現れた
六道骸が突然現れた歩美に気づいて振り返った直後に殴られるが、その拳をどうにか武器で防ぎ…その殴られた箇所は酷く歪んでしまった
骸「何だ今のは…？奴は何をしたんだ…」
『…ウォーミングアップ…まだ、終わらない？』
骸「くっ！……クフフ…クハハハハハハッ！！
ここまでとは嬉しい誤算だ。君の肉体を手に入れれば、知略をはりめぐらさずとも直接ファミリーに殴り込み、マフィア間の抗争を起こせそうだ」
リ「マフィア間の抗争がおまえの目的か」
骸「クフフ…まさか…僕はそんなちっぽけな男ではありませんよ。僕はこれから、世界中の要人の体をのっとるつもりです。そして彼らをあやつり、この醜い世界を純粋で美しい血の海に変える
世界大戦…なんて、ベタすぎますかねぇ
だが、手始めはやはりマフィア……マフィアの殲滅からだ」
リ「なぜマフィアにこだわる」
『…恨み？』
骸「おっと、これ以上話すつもりはない。君は僕の最強形態によって、僕のものになるのだから…見るがいい！！」
すると、六道骸からまるで影のような姿が現れて歩美に向かってくる
だが、それを避けようとはしない
『…幻覚。こんなの…』
ガガッ！
『Σっ！？』
幻覚に混じった何かが、歩美の顔を強打した
続く
祝☆標的２００…死ぬ気の炎。消えるオーラ（２）→←標的１９８…覚醒!!ボンゴレの血（３）
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十六夜☆(プロフ) - Ray@二次元LOVEさん» 指摘コメントありがとうございます！でも問題は無いので大丈夫です！ (2019年9月1日 23時) (
レス) id: f83bc8c19a (このIDを非表示/違反報告)
Ray@二次元LOVE(プロフ) - 標的222にて恐らくですが、夢主の名前と家光の名前が光景になっています (2019年8月27日 1時) (レス) id: 0d5710c941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2019年6月23日 23時
