標的２１１…少年の目的。圧倒的実力差（１） ページ22
商店街へと遊びに来ていた歩美達の前に現れた少年と、剣を持った男…
男は剣を振り回し、その大きすぎる斬撃が地面をえぐり、人々は突然の出来事に慌てて逃げ惑う
『っ、何…！？』
「くそ…」
突然の出来事に動けずにいた歩美達…もとい、非戦闘員の京子達の背中をリボーンがつっついた
リ「女子供は避難するぞ」
京「リボーン君…！あ、アユちゃんも！」
リ「…アユはあとで合流するから、大丈夫だぞ」
京「…うん」
歩美達の背後で京子達が避難していく中、歩美の隣にしゃがんでいる少年が歩美を見て…歩美はその少年の額にあるものの姿に目を見開いた
「すみません、沢田殿。つけられてしまいました」
『ぇ…っ、それ…！(死ぬ気の炎！？)』
ゆらゆらと…少年の額で揺れる歩美や骸のものとは違う青色の死ぬ気の炎
「せっかく会えたのに……こんな危険な状態に巻き込んでしまうとは…」
『(え…初対面だよね？またボンゴレの関係者…？……もしかして…このタイミング……お父さん？)』
「来てください！」
バッ
『Σんぇ！？』
獄「Σ10代目！！」
山「Σアユ！！」
少年が思考の中に沈んでいた歩美の手を引っ張ったと思えば、そのまま男に背を向けて逃げるように走り出す
歩美は突然の出来事に目を白黒させながら、足をもつれさせても何とか転ばないように足を動かす
『っ、な…！？』
「安全な場所へ！！おぬしに伝えたいことが！」
「ゔお"ぉ"い」
少年に腕を引かれながら建物の角を曲がったところで、何かが…先程の剣を持った男が飛んできて、二人の行先に立ち塞がった
「もう鬼ごっこは終わりにしようや」
『Σっ！！(きっ、来た！！)』
「で、何だ？そいつらは」
「Σ！？(奴は沢田殿を知らなかったのか！？しまった！ここはやりすごすべきだった！！)」
「そろそろ教えてもらおうか？」
男が少年へと一気に近づき、少年は歩美に傷をつけさせまいと自分の武器を盾にして…しきれずに……
ザン
体を大きく斬られ、そのまま建物のガラス壁に突っ込んで動かなくなってしまった
歩美は目の前で散った少年の血に一瞬思考が止まりかけたが、少年がガラスを破壊した音で現実に戻った…が、恐怖からか体が震えて止まっていない
「ゔお"ぉい」
『Σひゃい！？』
「(ひゃい？)…そーだぁ、貴様だぁ
このガキとはどーゆー関係だぁ？ゲロっちまわねーとおまえを斬るぜ」
『Σっしょ…初対面っ、です！！』
続く
標的２１２…少年の目的。圧倒的実力差（２）→←標的２１０…平穏な日々。きたる嵐の予感（３）
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
十六夜☆(プロフ) - Ray@二次元LOVEさん» 指摘コメントありがとうございます！でも問題は無いので大丈夫です！ (2019年9月1日 23時) (
レス) id: f83bc8c19a (このIDを非表示/違反報告)
Ray@二次元LOVE(プロフ) - 標的222にて恐らくですが、夢主の名前と家光の名前が光景になっています (2019年8月27日 1時) (レス) id: 0d5710c941 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：十六夜☆ | 作者ホームページ：http://maru1215
作成日時：2019年6月23日 23時
