【銀魂×REBORN】銀の刃となりて炎を灯す【始まり・日常編】

標的４１…雨と気遣い ページ44

Aside


今日は珍しく徒歩で下校してたら、いっぺん恭弥にボコボコに咬み殺された連中が結託して絡んできた


まあ、その程度が恭弥…ひいては俺の障害になる訳もなく、20人程度いた連中を10分かからず咬み殺した


…で、問題はその後だ


ぽつ、ぽつ…と肩や頭がぬれる感覚がしたと思ったら、一気に雨が降ってきた



『Σうっわ！！雨かよ最悪！』

恭「A、傘は…あるわけないよね」

『悪かったな！準備悪くて！』

恭「別に、そういう訳じゃ……ワオ」

『え？』



どーした？…って聞こうとしたら、急に視界が真っ暗になって、誰かの走る足音が遠くなっていく



『Σどわっ！！んな、なんだ！？』



視界を塞いでたのを取れば、それは恭弥がいつも羽織ってる学ランで…当の恭弥の姿はない



『……な、なんなんだよ…』



今秋なんだから、雨に濡れりゃあ風邪ひいちまう………あれ？



『……これ、羽織れってことか？』



まあ、俺の方が恭弥より薄着だから風邪も引いやすいだろうが、お前だって昔は風邪ひきやすかったりだろ…？

それがちゃんと分かって、それで俺に上着貸すとか……



『…俺がこんな性格じゃなきゃ、普通の女なら勘違いしちまってるぞ…』



軽くそう呟いてから、俺は先に帰っちまった恭弥を追いかけて走り出した


…で、案の定風邪をひいて、さらにこじらせて入院することになるのは…次のお話である

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