【銀魂×REBORN】銀の刃となりて炎を灯す【始まり・日常編】

標的３１…初の殺しと貸し（中編） ページ34

続き


文句言いながら、恭弥の腰に腕を回してしっかりとしがみつけば、バイクは目的地に向かって動き出す


しばらくして目的地…沢田くんの家につけば、恭弥は颯爽と目的の部屋まで飛び上がった

まあ、窓から現れて驚いたんだろう…中から沢田くんと愉快な仲間たちが恭弥の名前を叫ぶ声が聞こえる


俺も恭弥が行ったように、家の塀や屋根をつたって目的の部屋まで飛び上がれば…そこにはさっき聞こえた声の持ち主3人と赤ん坊、そして見知らぬ別校の女子生徒が驚いた顔をしていた



『お邪魔しまーす』

ツ「ええー！！さ、坂田さんまで！？」

リ「元々、オレがヒバリを連れてきてくれるように電話をしたのは、坂田だからな」

『赤ん坊からの電話を受けて、しぶしぶ参上』

ツ「Σめちゃくちゃイヤそーっ！！」

『はぁ…んで、例の死体は？』

恭「コレだよ」



恭弥は足元に転がってる死体を足で転がし、状態を確認する

俺もそれに続いてよく観察してみる…が、どっかしら違和感があった…どこだ？



恭「やるじゃないか。心臓を一発だ」

『死んでんなー…確かに』



死んでる…しん……で、ねーな…


胸張って言えることじゃねーけど、こちとら死体は前世で散々見慣れてんだ…ニセモンかどうかくれーなら、簡単に見分けられる……半分は直感だけどな

そう思って赤ん坊に視線だけ向ければ、俺の視線の意味に気づいたのか…赤ん坊はニヤリと笑うだけだった



恭「うん。この死体は僕が処理してもいいよ」

ツ「Σはあ〜〜！？何言ってんの〜〜！？」

リ「死体が見つからないように消して、殺し自体を無かったことにしてくれるんだぞ」

ツ「いろんな意味でマズいよそれは！！」

恭「いいでしょ？A」

『んぁ…ぉ、おう。電話一本、キレイさっぱり、何事も無かったかのような仕上がりにしてくれる所があっから、そこに頼んどくわ』




俺の反応が遅かったのが気になったのか、恭弥は少し怪訝な顔をしたが…何事も無かったかのように、窓のヘリに足をかける



恭「じゃああとで、その業者と一緒に風紀委員の人間をよこすよ」

ツ「委員会で殺しもみ消してんの〜！？」

『赤ん坊。貸しの件は、忘れないでくれよ？』

リ「ああ。任せとけ」

恭「またね」

『またな〜』



来た時と同じようにヒラっとバイク所まで戻ってきた途端、果てろ！って声とともに、上から火のついたつつ…ダイナマイトがいくつも降り注いだ


続く

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