【歌い手】僕がきみにプロポーズする5つの理由【短編集】

Cause, I love you. to S!N ページ24

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「Will you marry me?」

そんな、彼のS!N族が卒倒しちゃうようなファンサをいただいた私なんですが、思ったことはただひとつ。

「どこのフレディ・マーキュリーよ」

「っはは、やっぱり言うと思った」

「ボヘミアンラプソディー何回付き合わせたと思ってんの」

しかも、綺麗にシチュエーションまで揃えてきたし。ここで彼のお友達でも入ってくれば、ばっちりメアリーの気分に浸れそうなんだけど。

「で？ 返事は？」

「ちょっとパーマかけてからやり直してみてくれる？」

「やだな、それ」

いきなり二十センチも切ったから、驚いたのは記憶に新しいし。切ったら切れたわよね。

「冗談よ。はめてくれる？」

「どの指に？」

「左手の、薬指に」

「喜んで」

はめるときまで、ちょっとニヤニヤしながらタオルケットを剥がそうとしてくるからさすがにビンタした。いい加減にしろ変態。

...You're my medicine.→←Thanks for the mear.

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