Cause, I love you. to SILVANA ページ22
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なんか、朝起きたときから動きがガチガチしてるなぁって思ってたら、ご飯のお茶碗を持ったまま、
「お味噌汁美味しい」
とか言うし。
「それ澄まし汁って言うんだよ」
「……なんと」
とか、さばを箸でつつきはじめるし。お行儀悪いんだけど。やめて。
あと、鯖って味噌の味するやつじゃないっけ……とか言うのほんとにやめたほうがいいよ。わたしのなかでのきみの株爆下がりだよ。
「それは味噌汁じゃなくて澄まし汁だよって」
「Aちゃん、僕に、毎日、澄まし汁を作ってください……?」
たぶん、味噌汁作ってって古典的なプロポーズしようとしたんだろうけど、今日味噌汁じゃないんだよね。さばの澄まし汁。
「味噌汁とかポタージュとかは作らなくていいの?」
「えっ、だめ、作って!」
いや、抜けすぎじゃない? さすがに毎日毎食澄まし汁は飽きるから、ほかのも作るけど。
「んー、わかったー」
とか言いながら、内心ニヤニヤしてたり。かわいーなーって。言うと、なんかぬいぐるみ投げられるから言わないけど。
「今日もかわいーね」
それ、さばを頬張りながら言うことじゃないと思うんだけど。
Thanks for the mear.→←I want to forget him.
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Rin(プロフ) - しゅーずさんや3部さんやS!Nさんの作品と初めて巡り会えてテンションあがりました!もっとのびてほしいです…これからも更新楽しみにしています! (2019年7月15日 21時) (レス) id: 6f41a7d296 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:硝子体 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/glass/
作成日時:2019年6月26日 20時