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Aは困り果てていた。
イザナと一緒に暮らせるようになったことは心の底から喜んでいるし、幸せに思っている。しかし、自分をここまで立ち直らせてくれたのはマイキー達のおかげである。
そんなマイキー達と近々ぶつかり合うと思うとAは胃が痛くなった。
自分を一番に思ってくれるイザナ、人を信頼することを教えてくれたマイキー達東卍メンバー。誰にも傷ついて欲しくないし、この抗争すら無くなってほしいと思う。
その反面、実質天竺のNo.２となったAは天竺を守らないといけない。
私は選ぶことができない。
どっちも選ぶのは欲張り。
どっちも選べないのはワガママ。
ずっと頭を悩ませていた。
『私はみんなが大好きなのにな…』
Aは心寂しくなり、この抗争に関係なさそうな人に電話することにした。
Prrrr...Prrrr...
「もしもし、Aか！？」
『うん、久しぶりだねココくん』
「こっちにも噂は回ってきてる、大丈夫か？」
Aはゲェ…っと舌を出した。
「天竺と東卍がお前かけて抗争って話だろ、オレ達黒龍は関係ないから安心しろ」
『優しいね、ココくん。イヌピー君は元気？』
「あぁ。今も一緒にいる。代わるか？」
じゃぁ少しだけ…とAはお願いした。
九井と乾の二人はいつぞやのお茶会以来会っていない。
それなのにこんなに心配をかけてしまって申し訳なくなった。
「もしもし、A？」
『うん…』
「話は聞いてる。…今から出てこいよ、オレの家に居た方がいい」
〇時に〇〇喫茶の前で待ち合わせな、と言って切られた電話。
約束の時間まで残り１時間もない。
突然のことに驚きつつも急いで準備をして家を出るのだった。
続く (更新停止中)
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あまね(プロフ) - 僕も夢主の下につきたいです（） (8月27日 2時) (
レス) @page10 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
家族 - この作品、とても良いですね。更新楽しみにしています。 (2022年8月4日 11時) (レス) @page10 id: 7066cb4000 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2021年12月1日 19時
