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次の日、Aは半間と稀咲に連れられ横浜の第７埠頭に来ていた。
そこにはイザナ率いる天竺と稀咲と半間の芭流覇羅が。
Aは稀咲に連れられイザナの横に立たされた。
「こちらに立たれるお方が黒川兄妹！天竺筆頭黒川イザナ、芭流覇羅筆頭黒川A！！これから芭流覇羅は天竺と合併し、この二人が我々の上に立つ！！異論のあるヤツはいるか！！」
稀咲による突然の紹介に戸惑うA。
「イザナが筆頭なのは納得だけどよ、なんで女の下につかないといけねぇんだよ！！」
その一言にピキリと青筋を立てる半間。
半間はAの後ろからヒョコリと前に出ると、発言した天竺の男の顔面を殴り始めた。
バキ、ゴキッと嫌な音を立てながら無言で殴り続ける半間を止めたのは意外にもイザナだった。
「半間、Aの前だ。それくらいにしておけ」
イザナはカランとピアスの音を立てながら意識を飛ばしている男の顔を踏みつけた。
「Aは元々愛美愛主の長内を潰してる…女だからってなめてんじゃねーぞ」
雑魚のテメェはAの足元にも及ばねぇんだよ、とイザナは何度も顔を踏みつけた。
『お兄…イザナ、それ以上はやめて…。それから、この決定に文句があるならかかってきて』
潰すから。と言ったAに稀咲と半間はブルリと身震いをし、鳥肌が立った。
昨日まであんなにイヤだイヤだと駄々をこねていたのに。
兄の顔を立てる為なら何でもするんだな。
「Aちゃん凛々しいなぁ〜、なぁりんどー」
「言われなくてもわかってるし」
カツンカツンと音を立てながら前に出てきたのは灰谷兄弟だった。
その姿にAは眉間にしわを寄せる。
『私とやるつもりですか？』
「そんなわけないじゃん♡オレ達は忠誠を誓うために前に出ただけだって♡」
「あぁ、オレ達兄弟はイザナ兄妹に命を預ける。っていうか兄ちゃんカッコつけすぎ…」
そういうと灰谷蘭と竜胆はAの前で片膝を付き頭を下げた。
その姿を見てAはホッと息をついた。
見栄を張った所で所詮男と女。力の差は歴然。
それにカリスマ兄弟を相手となると勝てる確率など０に等しかった。
ここに天竺の女王が誕生したのである。
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あまね(プロフ) - 僕も夢主の下につきたいです（） (8月27日 2時) (
レス) @page10 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
家族 - この作品、とても良いですね。更新楽しみにしています。 (2022年8月4日 11時) (レス) @page10 id: 7066cb4000 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2021年12月1日 19時
