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「Aはニィの味方か？」
『え？いきなりどうしたの？？』
「東京卍會がAをかけて全面戦争を申し込んできた」
Aは稀咲の言うことに驚き、バッと後ろを振り返った。
どういうこと？
まるで言っていることがわからないといった妹の姿にイザナはニコリと笑う。
「オレと半間がたまたまマイキーとドラケンと鉢合わせしてな。Aはどこだ、Aを返せと煩かった」
稀咲は当時のことを思い出しているのかクツクツと笑っている。
『ちょ、待ってよ…敵とか味方とか…そんなのない。みんなが居てくれたから今の私がいる！』
ローテーブルに手をつき身を乗り出しそう訴えかける妹の頬をイザナは鷲掴みにした。
Aは小さく唸った。
グッと顔を近づけるイザナに驚いたAだったが、ここは引けないとばかりにしっかりと目を見つめ返した。
『マイキー君達と抗争なんて断固反対だから…！！』
Aのその言葉によって頬を掴む手に更に力が入るイザナ。
どうしてわかってくれない？どうしてオレの気持ちに気付いてくれない？何年もかかってやっと手に入れたんだ。大事な妹。大好きなA。
「……何が何でも抗争場所には連れていく。そういう約束だ。お前はただ見ていればいい。ニィがAのことを守ってやる」
イザナはそのままAの額にキスをし、「話は終わりだ」と部屋を出ていった。
Aは力なくダランと腕を下げソファに座った。
「抗争は３日後。場所は横浜。そこにイザナ率いる天竺と、オレ達芭流覇羅、そして東卍がやってくる。その前に芭流覇羅は天竺と合併だ。首領はイザナとAの２人になる」
稀咲の淡々とした物言いにカッと来てしまうがそれを必死に耐えた。
私はモノじゃない。
私抜きでそんな話をされても困る。
Aはグっと下唇を嚙み締めた。
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あまね(プロフ) - 僕も夢主の下につきたいです（） (8月27日 2時) (
レス) @page10 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
家族 - この作品、とても良いですね。更新楽しみにしています。 (2022年8月4日 11時) (レス) @page10 id: 7066cb4000 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2021年12月1日 19時
