彼の世界 6 ページ6
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案内されたのは、彼らの事務所に程近い
高級焼肉店。普段からの行きつけらしい。
大部屋にはテーブルがいくつか並べられて、
宴の主賓が来るのを待つばかりになっている。
"自分らはTHE RAMPAGEってグループです。"
ここまで来る道中、
元々口下手らしい長谷川君に代わって、
川村君という男の子が色々教えてくれた。
壱馬「僕ら、玲於さんにはKRUMPの方でも
お世話になってて、…でも、カオルさんと
お知り合いだなんて知りませんでした。
柏木さんのドラマも、この前観たばっかりで…。
…いや〜、すごくミーハーになってて、何か、
恥ずかしいな…。すみません…。」
愛『いいえ、ありがとうございます。
私は、GENEのライブはかなり来てるから、
皆さんの事もお見かけした事ありますよ。
…でも、カオルちゃんに会えるのは、
かなりレアな事だよー。』
人心掌握術に長けている愛ちゃんは、
スッと距離を縮めて相手を楽にしてあげる。
毎度毎度、すごいな。
私は相変わらずの感じで…
男の人とは、打ち解けるのがなかなか難しい。
『…まだかな…。』
慎『…多分、今日は先輩方やお知り合いが
たくさん見えてたんで…。バクステの後も、
ご挨拶の時間が入ったんだと思います。』
『…そうなんだ、ありがとう…。』
ソワソワと所在なさ気な私に気を使ってくれる
長谷川君は、ちょっと自分と似た感じがする。
…割と楽にしていられるかも。
愛『…おなかすいた。』
『…そだね。』
店に到着してから、そろそろ30分は経った。
壱馬「そっすよね！すいません。でも、ここ、
本当にウマイんで！ 待つ甲斐あります！」
川村君が一生懸命フォローしてくれて、
愛ちゃんも、笑って頷いた。
私と愛ちゃんは、ここまで変に緊張していた。
だから今まで気付かなかったけど、
私は昼のお粥から食べてないままだ。
少し慣れて、お腹がようやく空いたのかも。
＿すると、ドヤドヤした物音と共に、
大部屋の開き戸が一気に開けられた。
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しをちゃ(プロフ) - まぁさんおはようございます!また読ませていただけるのかな？と思ってます！ (2021年10月25日 4時) (
レス) @page49 id: dc85e84606 (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - まぁさんお元気ですか??? (2018年12月5日 13時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - まぁさんこんにちわ！やっぱり何度読ませて頂いても泣ける｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡本当に好きです！ (2018年4月6日 16時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - この終わり方私も好きです、ナケチャイマスケド(><)名古屋ドーム私も行きますよ！楽しみましょう！続き楽しみにしてます (2018年4月4日 13時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - まなさん» こんにちは！"カオル"は主人公の芸名です。私としては、主人公は本名非公開で芸能活動してた設定でお話を進めています。なのでずっとカオル呼びの登場人物もいます。お返事がズレていたら、ごめんなさい。 (2018年4月3日 1時) (レス) id: 3f78a71996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁ | 作成日時：2018年1月11日 22時
