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今日も母の悲しそうな声が聞こえた
だけどいつもと少し様子が変でつい声をかけてしまったのがいけなかったのか。
「私……もう
育てきれない。
育てちゃダメなの…」
「お…母さん…？」
「!!」
お母さんは俺に煮え湯をあびせた
熱い熱い熱い。今まで感じた事のない熱さ。
お母さん、痛い。痛いよ。たすけて。どうしてこんなことするの。
"おまえの左側が醜い"
……俺の左顔はお母さんの手によって……＿＿
＿＿＿
『でさー、師匠がさー中学生って言うんだっけ。それになったら時透と私に日輪刀あげるって言ってた！』
「へー、日輪刀ってこの世界でもあるんだ。
まぁ、なかったら鬼なんて倒せないけど」
入学式から3年近くたった。
つまり私達は小学四年生になったという事だ。
3年までは時透と別クラスだったが4年になりようやく同じクラスになった。
もちろん轟とは毎年一緒。
『そーいえば焦凍遅いねー。いつもなら私達より先に来てるのに』
「ほんとだ。なんかあったのかな。」
時透と焦凍の席を見つめる。
焦凍とはあれからお互いのことを呼び捨てにするくらいには仲良くなった。
また、何故か焦凍のお父さんは私達と遊ぶのは許可しており宇髄家でよくお泊まり会などしている。
時透とずっと待っていたが1時間目……2時間目…
焦凍は姿を現さなかった。
……結局その日、焦凍は学校に来なかった
＿＿＿
「焦凍、なんで来なかったんだろうね。」
家に帰り2人で黙々とストレッチをしていると
時透が口を開けた。
確かに……
『今まで欠席ゼロの轟が今日初めて学校休んだよね。よっぽどの事があったのかね……？』
「病気かもしれないけどね。」
えー、焦凍が病気とか想像つかない〜
など話しているとインターホンが鳴った。
鍛錬場から玄関は近いので時透と2人で向かうと
今日学校を休んだ焦凍が立っていた。
左側に火傷の痕をつけて。
『え、え！？焦凍！？何その火傷のあと！凄いことになってるけど！？取り敢えず中に入って！』
真顔の焦凍をグイグイと家の中に押していると
ある物に目がいった。
「焦凍……すごい荷物だね。
1日だけの量じゃないと思うけど」
そう焦凍の手には大きなキャリーバッグが持たれていた。
焦凍は毎回泊まる時リュックで来る。しかし今回はキャリーバッグ。明らかに長期間ここに泊まるつもりだ。
「後で説明するから宇髄さんに合わせてくれないか？」
少し困った顔で言う。
ふと思う。
今回はやけに無表情だな、と
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赤みの黒(プロフ) - めっちゃ面白くて大好きです！無理せず頑張って下さい！ (2020年11月5日 9時) (
レス) id: b60d53a004 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 更新待ってます！！ (2020年8月14日 0時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
Yes！！ - 面白いです!！更新を楽しみにしているので（無理の無い程度に）頑張ってください!応援してます!！ (2020年6月14日 22時) (レス) id: 21f7438531 (このIDを非表示/違反報告)
青春を返せ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2020年5月16日 13時) (レス) id: f38cd6c1be (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 更新されるの楽しみ待ってます！！！ (2020年4月27日 19時) (レス) id: a9119a2c12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｽｩｯｯ x他1人 | 作成日時：2019年5月31日 18時
