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僕の父親はエンデヴァーといってNo.2のヒーローだ
皆羨ましい、凄いなど色々と言うが
僕にとっては何が羨ましくてなにが凄いのかが分からなかった。
父は僕が五つの時からオールマイトを超えるヒーローになるようにいつも鍛えた。
その鍛錬もとてもキツくて。
泣いても吐いても父は許さなかった。
唯一母がやめるように父に言ってくれたが
父は止めに入った母にただただ暴力をふるった。
記憶の中の母はいつも泣いていた……
＿＿
入学式の時も少数だったがエンデヴァーのことについて聞かれた。
またか、と思い彼らには返事をせずにトイレへと向かう。
トイレへと向かっている途中。
廊下の奥のほうで僕と同い年と思われる2人の女子と保護者が1人居た。
3人とも仲が良さそうで羨ましいと思ってじっと見ていると保護者に見覚えがあった。
僕が4歳の時。
母と一緒に見ていたテレビに映っていた
"無個性ヒーロー"だった。
パチッ
その人と目が合った。
僕は急いでトイレの中へと入りニヤつく頬を抑える。
間違いない。あの顔は2番目に憧れている無個性ヒーローだったのだ。
まさかこんなところで会うとは思わなかった。
一時トイレの中で心を落ち着かせて外へと出た。
教室に戻っていると無個性ヒーローと一緒にいた2人とすれ違った。
＿＿
教室に戻り自分の位置へと座る。
話す相手もいないためじっと机の模様を見ているとふっと影が差した。
顔を上にあげると2人のうちの1人が笑顔でこっちを見ていた。
『初めまして。私の名前は宇髄A。
君は？』
「……え、と。僕は轟焦凍……」
女の子は僕が返事をしてくれたことが嬉しかったのかより一層笑顔になった。
そして次の言葉を言おうとしていたため
僕が先に彼女が聞きたいことを言った
「君も、父さ……エンデヴァーが目的なの？」
そう言うと彼女は先程の笑顔をなくしてなんとも言えない顔をした。
何故そのような顔をするのだろうか。
『エンデヴァーって……誰？』
えっ
「えっ知らないの？No.2ヒーローの……」
女の子は本当にわからないのか困った顔をした
『ごめん、ヒーローにそこまで興味ないからわかんない。
エンデヴァーがどうしたの？』
驚いた。ヒーローに興味がなくてもエンデヴァーを知っている人は多いのに。
驚きの反面嬉しさもあった。
エンデヴァーを知らない人もいるということを知ったからだ。
なんとなくだけど、この子とは仲良くなれそうな気がする。
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赤みの黒(プロフ) - めっちゃ面白くて大好きです！無理せず頑張って下さい！ (2020年11月5日 9時) (
レス) id: b60d53a004 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 更新待ってます！！ (2020年8月14日 0時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
Yes！！ - 面白いです!！更新を楽しみにしているので（無理の無い程度に）頑張ってください!応援してます!！ (2020年6月14日 22時) (レス) id: 21f7438531 (このIDを非表示/違反報告)
青春を返せ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2020年5月16日 13時) (レス) id: f38cd6c1be (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 更新されるの楽しみ待ってます！！！ (2020年4月27日 19時) (レス) id: a9119a2c12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｽｩｯｯ x他1人 | 作成日時：2019年5月31日 18時
