episode10 ページ12
か、か、介護かっ!!
A「何言ってんの!!!!」
そう言って、クロハの肩をベシッと叩くと、よそを向いた。
クロハ「…別に。
冗談だ。」
クロハのそんな発言に、腹が立ち、奥底が煮えたぎっている気がした。
冗談なら言うなっつの。
そう思いながらクロハの方に目を戻すと、さっそく自分でシャツのボタンを外しはじめていた。
熱のせいで手が上手くまわらないらしく、てこずっている。
A「…大丈夫?」
クロハの熱の酷さをたしかめるため、額にそっと手をあて、自分と比べる。
わぁっ…
A「…さっきより熱いよ。」
わたしがうつしてしまった風邪が、クロハの中にはいり酷さを増している。
本当、悪いな…
ぐいっ
へ?
いきなりクロハに腕を引っ張られ、ベッドの上に倒れ込む。
布団は、クロハの熱によってすっかり暖かい。
クロハ「…このまま。」
クロハの言葉に動きを止めると、クロハは、わたしの手を自分の頬に強く押し付ける。
A「…?」
首を傾げてそれを見ていると、クロハが口をひらいた。
クロハ「…冷たくて気持ちいい。」
どうやら熱っぽいクロハの頬は、わたしの冷たい手があたると気持ちいいらしい。
クロハは、そのままわたしに顔を近づけると、おでこをわたしの肩に置く。
クロハのサラサラとした艶やかな黒髪が頬をかすめて、くすぐったい。
クロハ「…姫。」
A「な、なぁに?」
半分脱ぎかけのシャツを肩からスルリと落として、わたしに寄るクロハに聞こえそうなくらい心臓が激しく高鳴る。
こんなときに何を考えているのだろう。
クロハ「…呼んだだけ。」
クロハは、少し首をふって、そのままその場所で寝息をたてる。
えっ。
ちょ…
さらに心臓がばくばくと音をたてる。
…いつまでこのままなんだろう。
ただひたすらクロハの吐息を耳元で聞いて…
起きたらどんな反応をするだろうか。
そんな風に考えるとかクロハが起きるのが少し楽しみになった。
そんな気がした。
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しづゆう。 - クロハ格好よすぎです// 小説面白いです!更新ファイトです! (・∀・´)ゞ (2016年5月26日 17時) (
レス) id: a227697c47 (このIDを非表示/違反報告)
みらーる - 女郎蜘蛛さん» 言えてますね!クロハいつもより優しいしぃぅゎっふぁ///キュンキュンしましたぁ!更新待ってます!!! (2015年11月4日 19時) (
レス) id: 7e4609fa6f (このIDを非表示/違反報告)
まゆぽん - 更新頑張ってくださいませ!めっちゃおもろいですWお気に入りにしよ (2015年5月6日 23時) (
レス) id: 8e747b4d2c (このIDを非表示/違反報告)
このこの - 見ていて顔が赤くなりました。 (2015年4月3日 11時) (
レス) id: 854948b4f0 (このIDを非表示/違反報告)
女郎蜘蛛 - クロハかわい〜って本人の前でいいたい*\(^o^)/* (2015年3月14日 20時) (
レス) id: e2f8fa9d2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まろ | 作成日時:2014年10月28日 18時


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