文スト学パロ！3【双黒】

良い子にしててね ページ15

山「神田さん頭良いですもんね」


「いや、乱歩は私も含めて"違う"って言ってるから。大体乱歩と一緒にされても困る」


寺「でも対等な感じがする」


「対等かなぁ…まぁ乱歩が言いたい事は大体判ってる心算ではあるけど」


中「無駄に頭の回る判り辛ェ奴がもう1人居るからな」


あー…と全員が声を漏らす


「あんだけ一緒にいればまぁ分かる様になるよ」


太「呼んだ？」


「呼んでない、自分トコ戻れ」


ヒョコッと効果音が付きそうな雰囲気で治がニコニコしながら出てきた


国「太宰ー‼戻って来い！！」


太「ちぇ…はぁーい」


渋々…といった治の顔


「治…良い子にしててね」


サラッ…っと太宰の前髪に触れ、目を細めて笑う神田の姿に周囲の時が止まる


中「…oh」


「…返事は？」


太「はい…」


悔しそうな顔を手で覆う…耳まで赤くして


「判ったら早くお戻り」


手で追い払う仕草をすればその手を取って半分勢いにリップ音を立てる…せめてもの仕返しと言いたげに


中「……(憐れみの目)」


口付けられた手で両頬を鷲掴みにすれば、何ともいえない表情をしていた…ジト目で其の顔を見つめる

……女口説くのが趣味な奴の顔じゃないな


「…ふっ……可愛い顔」


あんまり可愛い顔をしていたから思わず笑みが零れた


太「Aのっ…男っ誑し…！！」


真っ赤な顔でそう叫ぶと、治は戻って行った


「…乙女みたいな顔してたな」


立(…南ー無ー)


頭の中でそう合掌する立原が、見ないフリをして無表情で先へ進んだのは乱歩と寺坂しか知らない


紅「太宰フラフラするでない！」


姐さんの怒号が空港に響いた


太「っ///…私の幼馴染が狡いッ///」


国「…お、落ち着け太宰…(戸惑い)」



アナウンスが流れ、私達は飛行機に乗り込んで自分達の座席を探す


乱「久し振りに無双してたね」


立「ここ最近あんま見なかったからな…」

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