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「ファーストミッション…か」
ロ"気になるんです?"
「そりゃあね…場所が場所だから…君だって気が気じゃないくせに」
ロ"まぁな"
ピピ…
レ「「___やぁ神楽坂、今どこにいるかな?」」
「自室だけど、何か用?」
レ「「これからファーストミッションだ。もしもが来た時の為に、君も近くで見ておいた方が良いという事になってね
今からこちらに来てくれ」」
「…どうせ掛け合ったのは貴方なんでしょう?別に良いのに」
レ「「待っているよ」」
一方的な通信、しかし所長の許可が出たというなら私も行かないわけには…
「…仕方ない、行くか」
ロ「……行くんですか?」
「なに?何かまずい事でもある?」
急に霊体化をやめたロビンがベッドサイドに現れる。フードの奥から私を見つめる瞳は、何処か不安げだ
ロ「いや…唯、彼奴の言う事はなんつーか」
「ロビンはあの教授がお嫌いなんだもんね」
ロ「なんかモヤっとすんだよ」
「ふふ、嫉妬?」
ロ「ちっげーよ!!」
遅れると怒られちゃうよ、と部屋を出て行こうとすると腕を掴まれる
ロ「…………行くな…」
久しく聞く、ロビンの切羽詰った様な声…
ロ「…頼む……」
何となく、理由はない、根拠のない……けれど本能が叫ぶような…それは、彼の直感
生き抜く為に研ぎ澄まされた"ロビンフッド"の危機察知能力
私を引き寄せた腕が小さく震えている…視線だけを向ければ、不安げに懇願する瞳と目が合った
「……分かった」
私の言葉に腕を掴む力が少し緩む
「君の直感を信じるよ。でも、君の直感が正しい場合……よく分かんないけど管制室が危険だって事になる」
長い付き合い…本当に長い付き合いだ。私の言いたい事を察知したロビンの目付きが変わる
「"何か"が起こるなら、放っておく訳にもいかない…あそこには今人が集まっている。とりあえず何が起きてもいいように、管制室の方へ向かおう
それでどう?」
ロ「…こんな所、さっさと出て行くべきじゃねーの」
「…ここにいた方が良いと思う。何となくだけど」
ロ「今度はオタクの直感ですか…そんな目で見んなよ、ちゃあんと信じてますって
…にしても、オタクの直感ねぇ……そりゃ益々良くねぇな。アンタの直感は悪い時に働く」
「酷い言い草」
ロ「んで、よく当たる」
「外すより良くない?」
ロ「どーだか」
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アクエリアス(プロフ) - シディアさん» コメントの返信が遅くなり、大変申し訳ございません。ロビン、尊いですよね…わかります。コメントありがとうございます(*´∇`*) (2022年6月13日 16時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
シディア - う、、、、ロビン、、、、くそ尊い、、、アァァァァ!!!!!!、、、、、、、、、、、、、、、、、、更新頑張ってください。 (2021年9月23日 2時) (レス) @page34 id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - KKさん» ありがとうございます!!!! (2021年9月11日 15時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
KK - めちゃくちゃ大好きです…! (2021年8月24日 5時) (レス) id: 242033c082 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - 9t9さん» 前作含め、お読み頂きありがとうございます!!感動して頂けて感激です(//∇//)アンデルセンとロビン…語ってほしいですね。わかります…更新が化石化して申し訳ないです(汗! (2021年3月28日 23時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アクエリアス | 作成日時:2019年10月7日 1時