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数年後…



「……へぇ、此処が」



黒い髪の女が、目の前の建造物を見上げた
口元には笑みを浮かべ、裾がはためくコートのポケットに手を入れて悠然と立つ

揺れる黒髪の隙間から、宝石に見紛う瞳が覗く。さして興味も無い様な、或いは好奇心を秘めた様な眼差し



この女の場合、どちらとも言えるだろう



彼女は魔術の界隈においての派閥やら権力に興味は無い。この建物に関わりある頭の固い輩には、寧ろうんざりしている
しかし雪山に建っているこの天文台そのものや、此処にいる魔術師達の使用する魔術やら何やらには興味があるのだ



(元々知識欲旺盛だからなぁ…この魔術使い殿は)



「_____にしても、よく引き受けたな」



何処からか聞こえる声に、彼女は一層笑みを深めた



「あのロード殿は読み辛いとか何とかって言ってたろ」



「その話何回目?仕方ないじゃない。こういう所に身を置いておいた方が楽だし…それに、放っておくのも…ねぇ」



肩を竦め、声の主…見えない影をチラリと見やる



「そんな事より、君の存在は知られると面倒なんだからヘマしないでね…ロビン」



ロ「はいはい分かってますよ」



「それじゃあ入ろうか…寒いし」



笑みを浮かべ、入口へと彼女は歩を進めた…









【ようこそ、人類の未来を語る資料館へ。

ここは人理継続保障機関 カルデア

指紋認証 声紋認証 遺伝子認証 クリア。

魔術回路の測定…完了しました。

登録名と一致します。

貴方を霊長類の一員である事を認めます。

どうぞ、そのままお進み下さい】











「___君が神楽坂A、だね?」





施設へ入るなり声を掛けられた。声の主に目を向け、軽く微笑む



「ええ…それで、貴方はどちら様かしら?
入館と同時に"私"を出迎えなんて……私に何かご用?」



レ「私はレフ・ライノール。ここの技師の1人でね…君を出迎え、案内する様に言い使ってるんだ
所長が君をお待ちだ…来てくれるかい?」



「なるほど。カルデア所長…新所長とお呼びするべきかしら?
まぁどちらにせよ上司がお呼びとあれば、勿論」




黒い髪を耳にかけ、彼女は笑みを深めた

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アクエリアス(プロフ) - シディアさん» コメントの返信が遅くなり、大変申し訳ございません。ロビン、尊いですよね…わかります。コメントありがとうございます(*´∇`*) (2022年6月13日 16時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
シディア - う、、、、ロビン、、、、くそ尊い、、、アァァァァ!!!!!!、、、、、、、、、、、、、、、、、、更新頑張ってください。 (2021年9月23日 2時) (レス) @page34 id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - KKさん» ありがとうございます!!!! (2021年9月11日 15時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
KK - めちゃくちゃ大好きです…! (2021年8月24日 5時) (レス) id: 242033c082 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - 9t9さん» 前作含め、お読み頂きありがとうございます!!感動して頂けて感激です(//∇//)アンデルセンとロビン…語ってほしいですね。わかります…更新が化石化して申し訳ないです(汗! (2021年3月28日 23時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アクエリアス | 作成日時:2019年10月7日 1時

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