にがる ページ11
日を追うごとにユメの中で何かが変わっていく
本当はもっと前に気づくべきだったんだ
「…ぃ！ぉい！！おいッ！！！
江口！！！起きろ！！」
その声で意識が現実へと戻された
「んｯ、はい、起きてます」
「汗だくじゃん、魘されてたし、どうした？」
「彼女が、ユメの女の人が炎に包まれて、消えていったんです、何か言ってたけど声は聞こえなくって
大きな炎に包まれて、強い風が吹いて、目、閉じたらもう、火も、彼女もいなかった」
「そう、か
変な夢だな、大丈夫か？」
「はい、汗ヤバ〜」
「暑かったのかもな、そのせいで夢もいつもと違ったんじゃねーの？薄めの布団持ってくるから待ってろ」
「はい、そうかもしれないですね」
厚い布団を持ってどこかに消える安元さん
布団のせいなんかじゃない
そう心の隅で思った
彼女は確実に俺に何かを伝えたがってる
彼女は俺に何を伝えたい
わからない
けど
無視したらダメだ
彼女を見た住宅街に行かなきゃ
直感的にそう感じた
「安元さんッ！
俺、少し出てきます！」
「は！？今何時だと思ってんだ！」
「今、行かないといけないんです…！
絶対、何か、わかる気がするんですｯ！」
そう言い安元さんの返事も聞かず家を出た
あの住宅街
行ったのは彼女を見た1度きりなはずなのに
道がわかる
ただ我武者羅に走った
気がつくとあの住宅街
突き当り
彼女が立っていた場所に俺が立っていた
彼女はいない
目の前にあるのは
黒焦げになった家だった
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佐藤さん - 作者様はどうしてそんなに私を泣かせるのですか!!← 題名縦読みしました。夢主さんの思いが、もう凄くて、。細かいところまでこだわっていて、毎回感動します。遅くなりましたが、完結おめでとうございます。とても素敵な作品でした。次作も楽しみにしています。 (2020年6月4日 19時) (
レス) id: 981adb813b (このIDを非表示/違反報告)
暇なおんなのこ(プロフ) - 佐藤さんさん» 佐藤さん~！！今作も読んでくださってたんですね！！嬉しいお言葉ありがとうございます！！よろしくお願いします！ (2020年6月3日 17時) (レス) id: a4b614a8e5 (このIDを非表示/違反報告)
暇なおんなのこ(プロフ) - 果実さん» ありがとうございます！！ (2020年6月3日 17時) (レス) id: a4b614a8e5 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤さん - 遅れたっ!! ずっと楽しみにしていました!!新作ありがとうございます!!もう文才がまた上がっていて、尊敬します!何から何まで大好きです!更新がとても楽しみです。ご自分のペースで構いません。お身体にお気をつけて、更新頑張って下さい!楽しみにしています!! (2020年6月2日 21時) (レス) id: 981adb813b (このIDを非表示/違反報告)
果実 - 運命の小説に出会えた予感、、お話楽しみにしてます！！！ (2020年5月30日 23時) (レス) id: 1e21205b19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇なおんなのこ | 作成日時：2020年5月30日 18時
