歌い手系カフェ店員と声優さん

5杯 ページ6

なぜやめたかというと


「ねぇ！なんで、最後まで言ってくれないの！！」

『いや、天ちゃんじゃん
週3で来てるからもう店員じゃん(？)』

「いや、働いてないから店員ではない」


と言いながら慣れたようにカウンター席に座る

常連だしお友だちだから



『今日は何食べんの？サンドイッチ？』

「なんでサンドイッチ？w今日はパンケーキ！」

朝からパンケーキは重たいでしょ、、、


『てんちょー天ちゃんからオーダー
モーニングのパンケーキで、あ、飲み物は？』

「ミルクティーで！！お願いしま〜す」

「あいよー」

私はカウンターの内側に座ってるんだけどだいたいここでてんちょーが天ちゃんの注文したものを作ってる間ふたりでお話をしてる

「てか、珍しいね、俺が1番じゃないの！」

『たしかに、、、、、
いや、そもそも天ちゃん珍しく今日遅いもん
いつもは開店して30分くらいできてたじゃん』

「俺以外にお客さんいたんだ」

『ここ人気のカフェだからね？バカにしないで？』

「そーだよ天月くん
君が見てないだけでうちは常に黒字なんだから」

「てんちょーさん、おはようございます！」

『パンケーキできた？？』

「今焼いてる最中」

そっからグダグダ話して


只今11:30

浅沼さんが来店して2時間半

パソコンカタカタしてる

天ちゃんはパンケーキ食べ終わって
おかわり3杯目のミルクティー飲んでる

『天ちゃんは美味しそうに食べるしかわいいねぇ』

「うん？ありがと」

困り顔もかわいいよ


「おい！A！天月口説いてないで会計！！！」

『あい！すみません！！！』

レジまで小走りで行く3mくらいしかないけど

『すみません！お待たせしました！』

会計を待ってたのは浅沼さん

まぁ、そもそもお客さんは
浅沼さんと天ちゃんしかいなかったから当たり前

「いや、全然大丈夫です！
美味しかったです、常連になりますね！」

『わぁ〜ありがとうございます！
ぜひまたいらしてください！！』

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